ラテルネ瀧根の登山塾

ちょっと前、長生きの遺伝子を発見、とかいう番組をやっていた。

要は50日以上飢餓状態（といっても必要なカロリーの70％だったかな？）
に晒すとサーチュイン遺伝子というのが生まれて長生きに繋がるというもの。

飢餓状態、とまでは行かないけど昔から良く言われているのが「腹八分目」
これがなかなか難しい！（特に私には）
ちょっと違うけど「武士は食わねど高楊枝」こんなやせ我慢の美学も奥深い。
う～む！昔の人は本質を突くなぁ。

“辛くても我慢”繋がりで言えば
登山では、「晒す」という事が結構重要になります。
暑さに弱ければ、事前に暑いところに体を晒して慣らす必要があり
（これがないと動けない）
寒さに弱ければ、やはり寒さに晒す？
これはイマイチ暑さ対策ほど有効じゃなさそうですが。

寒さに対して特に弱いとは思ってない私でも、
12月までタオルケットだけで寝てみたり
ストイックと馬鹿にされますが、
アイスクライミング対策で冬に濡れた軍手で自転車を漕ぎました。

あえて辛い事をするという意味では
サーチュインの親戚みたいなものがあるんだと思います。

満たされた生活の中で、人間は人の能力をだんだん閉じ込めてしまうもの。

粗末な装備ですごい登山をしていたように
パトスを含めて、
昔の人の方が現代人より強かったし、
それは決して豊かでなかった時代の成せる業なのでしょうね。

う～む、今朝はご飯一杯だけにしとこうかな。