進む脳科学

ラテルネ瀧根

2015年03月29日 06:55

兄貴に頼まれて、3日間連続でやっていた立花隆の「臨死体験」(N
HK)を録画した。実は頼まれなくてもそのつもりだった。知の巨人・
立花隆の番組は、気が付けばだいたいそうしている。

初日、録画を示す赤い表示が点いてないので調べたら、「異常」の表
示。途中からの録画になってしまったが、後2日はうまくいった。じゃ
あDVDに焼こうとダビングを始めたら、ダメだった。借りてあったDVD
(24・リブ・アナザー・デイ)も見られない。どうやら機械がいかれてし
まったようだ。もう10年近い、仕方ないか。

心は脳の中でどう生まれ、死んでいくのか、意識とは、自我とは・・・。
現在、脳科学はとんでもない進歩を遂げているらしい。それでも「臨
死体験」について未だに納得できる解説はされていない。

番組の中で一番驚いたのは、生まれてすぐ死にかけた子どもが2歳
になった頃、突然「僕は死んだんだよ」と言い始めた話。これにはおま
けがあって、その時の手術室の様子を的確に言い当てたり「その時
〇〇さんという人がずっと付いていてくれた」のだと言う。その〇〇さ
んとは10年以上前に亡くなったおばあちゃんの名だった。

親はおばあちゃんの話をしたこともなく、もちろん病気で死にかけた
ことも我が子に話してないという。それが本当なら一体どういうことな
のだろう。意識が肉体を離れて見ていたというしかない。

昨夜もモーガン・フリーマンが司会で、同じような番組をやっていた。
今やニューロンを培養して「意識」を生み出すよことまで実験されて
いるらしい。「意識」が作れるなら肉体は仮の姿に過ぎなくなってしま
い、死後にも「自分」という意識は残るのかもしれない。



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