東京通い

ラテルネ瀧根

2013年01月08日 08:59

東京の朝は早い。歩いているお年寄りの足は早く、薄暗い中ジョギングする人、お勤めが終わったのか和服の女性、旅行ケースを持った若者、仕事に向かうサラリーマン、外国人も歩いているし、ハトまで首の振りを早くして歩いているようだ。路上生活者の防寒対策もなかなか洗練されているし、何もかもそれで当たり前。皆が生きるために一生懸命動いているような気がする大都会。そんな東京が、僕は好きだ。東京の匂い、記憶にこびりついている約50年前の匂いには出会わなかったけど、ホッとするものを感じて僕は車中の人になった。

静かな高山で静かな朝を迎えてばかりいると、何のために生きているのか時々不安に思う事がある。だから僕は自腹を切ってでも東京の会議に出るのだろうか。どこにもそんな人はいないのに。そして、言ってみればそれが当たり前なのに。
名誉も称賛もなく、金にもならない。それが10年以上続いた理由がほんの少しだけ分かったような気がした。そう思うと、自分のやっときた中の「貢献」の度合いはどんどん減っていく。ひょっとしたらとんだ勘違いをしていたのかもしれない。何やってんだか。

そんな東京通いも、自分で区切った年齢、そして新陳代謝のためにもう止めようとNさんに話したのだが・・・。世の中、なかなか思うようには行かない。話は次回に持ち越されてしまった。きっとその方がためになるという選択のために、奮闘は続く。いい青空だけが見送ってくれている。




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