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2015年03月25日

止められぬわけ

危険を乗り越えて何かを実現することは面白い。冒険心が満たされ
るということなのだろう。それを支えるのは「気持ち」だったり「技術」で
あったりする。そんな意味では自分の気持ちの強さを褒めてやること
ができたり、身につけてきた努力に納得できたり、はたまた感謝でき
たりすることが、その「満たされる」ことを陰で支えているのだろう。

小さい子がうんていやジャングルジムで遊べるようになると、どんど
ん動き方を覚えていく。親の前で得意満面だったりもするが、いつし
かそれは当たり前のこととして次の「動き」を追い求め、それに伴って
身体も発達していく。子どもの身体を動かす遊びや冒険心は本能だ
し、人生で一番大切な、楽しい時間なのだろうと思う。

きのこ雪の突破は面白い。それは多分単純に障害物競争の「競争」
を省いたようなもの。だから小さい子の本能的な、身体を動かす喜
び=遊びに近いのではないだろうか。その遊びにも必ずチャレンジが
あるから、やっぱり遊びと冒険は似たものがある。

次から次へと続くきのこ雪は遊び心を満たしてくれる。一つひとつ、
「危険」とのせめぎあい。これも講習会ではあり得ない、生のゲーム
のようなものだ。そこに判断があり、決断がある。

止められぬわけ

「生き抜くことは冒険だよ」と誰かが言った。そうだとするなら冒険と
は生きること。遊びも生きること。「面白かった」と思えるのは生きて
いるから。生きるための判断や決断を求められるところに、生きる
実感が得られる部分があるのかもしれない。

ご来光などの「感動」とは違う内面的な喜び、それが見つけられるか
らこそ、山は止められない。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:13│Comments(0)
 
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