エイトノット
フィギュアエイト・オンアバイト(通称エイトノット)は
最も使用頻度の高い結束法で、強度も高いのですが
ほとんどの人が、知らぬままねじれた結束をしています。
この結束、アメリカンアルパインジャーナル誌のデータでは
テンションレスヒッチを100%とした場合
66%から77%の強度に低下すると言われています。
どんな結束でも結束そのものによって強度は低下しますが
その結束がキンクしていたりすると更に低下するわけで、
それを知って使っているのと知らないのでは大きな隔たりがあります。
日山協の研修会に参加する指導者の方でも、できない人が非常に多い。
あまりに知らない人が多いので、今日はロープワークの話。
正しい結び方、僕はこのようにして行います。
①自然な流れで作っていく
②コツは最後にくぐらす2本のループの、この写真では
下になっているループを上に押し出す。
③指を指しているのが下から上に押し出されたループ。
これで捻れが無くなります。この方法でねじれたとしたら、
ロープ運びが自然でないという問題です。
これは裏面
作ったら、結束部から出ている4本のロープをそれぞれ確実に引く事。
このように裏表捻れが無い事。末端の長さも問題です。
「きれいであること」はロープワークの核心です。