ウエブはこちらへ! http://laterne.web.fc2.com/

2013年07月29日

奥大日岳

昨日、登山の危険な要素についていくつか書いた。そもそも一泊が
理想のコースを日帰りするところに無理があるのかもしれないが、
特に雷を避けるという認識が主催者側にあったかどうかが問題。

12時をリミットとして引き返すというのは最初から決まっていたが、
それは今回のような気象状況を必ずしも考慮したものでは無かった。
参加者に事情を説明し、あと1時間早めても良かったと思う。

参加者には全く危機意識がないから、立ち止まっては花を愛でると
いった具合でどんどん時間が経過して行った。一人のロスの積み重ねが
大きなロスとなるのは、あまり認識されない。登るならロスを少なくする
意識を共有し、花を見るなら決められた時間に引き返せば良い。

班長(参加者)を先頭に歩かせた班もあったらしいが、その本人が
バテてしまって唯一リタイアしたとも聞く。リーダーがペースメーカー
をすることができず、任された班長が頑張ってしまった訳だ。
ペースを作るのは難しいもの、これも本当に気の毒な話だった。

今更だが、組織を動かすというのは大変なことだし責任が問われる。
それはリーダー、サブリーダーにも問われること。お金を頂戴するガイド
とはもちろん責任の質は違うだろうが、班に責任を持つという意味を
もう少し確認し合うべきだったと思う。何も無かったから良かったし、
そんな繰り返しの山行がほとんどだが、今一度内包された危険の要素を
振り返って見るべきだろう。そんな話で指導委員長と一杯やった。

昨夜は、帰宅が遅くなったためできなかった反省会が開かれた。
僕は孫との最後の夜だし、今日出発する白馬ー爺ヶ岳の準備もあって
欠席したが、次のためのいい反省会になったものと思う。


スポンサーリンク

Posted by ラテルネ瀧根 at 06:12│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。