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2012年12月30日
ささやかな喜び
アックスを打ち込みながら、この一年の内省をしてみよう・・・
なんてことはすっかり忘れて、今年初のアイスクライミング。

皆、山へ入って貸切だろうと行った「ハモずし」エリアには
先客が5人もいた。
京都からの3人はどこにも所属していない自称「素人集団」
他は名古屋からの2人。
冷えた割に氷の発達がイマイチで、適当に切り上げた。
駐車場には三重ナンバーの2人組。
話をしたら、三重の親分Nさんの会とお隣のK会の2人。
いや貸切だと思って来たんだけど、と話したら
「ウチの会もフリーばかりでアルパインは僕だけ。
だから余所の会の仲間と来てるんです」とのこと。
その仲間とは、先回の御池岳捜索でご一緒した人だった。
明日は御岳に登るの?と聞いたら
「某沢がアイスルートになっていて、それを登る」とのこと。
一般ルートを登ると思っていただけにビックリして
ルート図などを見せてもらった。
さすが「アルパイン」を名乗るだけのことはある。
道すがら「29日といえば山に入るのが当たり前だったなぁ」
なんて思いながら、どこの会も山に行かなくなったことを
憂いていただけに、何だか嬉しくなってきた。
健闘を祈って別れ、その嬉しさをNさんに電話することに。
年の暮に、ささやかな喜びを見つけることができた。
なんてことはすっかり忘れて、今年初のアイスクライミング。

皆、山へ入って貸切だろうと行った「ハモずし」エリアには
先客が5人もいた。
京都からの3人はどこにも所属していない自称「素人集団」
他は名古屋からの2人。
冷えた割に氷の発達がイマイチで、適当に切り上げた。
駐車場には三重ナンバーの2人組。
話をしたら、三重の親分Nさんの会とお隣のK会の2人。
いや貸切だと思って来たんだけど、と話したら
「ウチの会もフリーばかりでアルパインは僕だけ。
だから余所の会の仲間と来てるんです」とのこと。
その仲間とは、先回の御池岳捜索でご一緒した人だった。
明日は御岳に登るの?と聞いたら
「某沢がアイスルートになっていて、それを登る」とのこと。
一般ルートを登ると思っていただけにビックリして
ルート図などを見せてもらった。
さすが「アルパイン」を名乗るだけのことはある。
道すがら「29日といえば山に入るのが当たり前だったなぁ」
なんて思いながら、どこの会も山に行かなくなったことを
憂いていただけに、何だか嬉しくなってきた。
健闘を祈って別れ、その嬉しさをNさんに電話することに。
年の暮に、ささやかな喜びを見つけることができた。
2012年03月23日
昨日のスキー
昨日のスキー場は天気予報ほど暖かくはない一日だった。
おまけにガラガラ。無料休憩所は我々のために暖房してあって、
リフトも我々のために動いているようなもの。
それは申し訳ないくらいだった。
若い友人のお父さんに教えて戴いたのだが、
滑ることをパーツパーツに分解してそれぞれの精度を高めて行き、
それを連続の動きにするといった指導法で大変分かりやすいものだった。
先生の側からすれば、出来が悪い生徒に分かるように
また違う角度から教える繰り返し。
何とか頭で理解できてもなかなか体がついて行かない、
いやこれだけやれないものかと自己嫌悪に陥るくらいの出来だった。
おまけに午後の部で転倒。
右手を突いてしまって肩にダメージを負った。
動かせない状態で2回リフトに乗ったが、そこで打ち切りとし
「こりゃどっちみち週末の山は無理だったな」とトボトボ帰ってきた。
山で転ぶ時は都度その原因、対処の仕方について考えている。
「これをこう判断し足をこう置いたからこうなって転倒したが
その時体をこう捻ったのは正解だった」なんてふうに。
でも今回はまるで分からなかった。反省もできないので後で聞いたら
逆エッジだったとの事。これは繰り返して覚えるしかないのだろう。
それにしても、改めて基本的なことこそ奥が深くて難しい。
メモを整理して、もう一度トレーニングしたい。
先生、ありがとうございました。
おまけにガラガラ。無料休憩所は我々のために暖房してあって、
リフトも我々のために動いているようなもの。
それは申し訳ないくらいだった。
若い友人のお父さんに教えて戴いたのだが、
滑ることをパーツパーツに分解してそれぞれの精度を高めて行き、
それを連続の動きにするといった指導法で大変分かりやすいものだった。
先生の側からすれば、出来が悪い生徒に分かるように
また違う角度から教える繰り返し。
何とか頭で理解できてもなかなか体がついて行かない、
いやこれだけやれないものかと自己嫌悪に陥るくらいの出来だった。
おまけに午後の部で転倒。
右手を突いてしまって肩にダメージを負った。
動かせない状態で2回リフトに乗ったが、そこで打ち切りとし
「こりゃどっちみち週末の山は無理だったな」とトボトボ帰ってきた。
山で転ぶ時は都度その原因、対処の仕方について考えている。
「これをこう判断し足をこう置いたからこうなって転倒したが
その時体をこう捻ったのは正解だった」なんてふうに。
でも今回はまるで分からなかった。反省もできないので後で聞いたら
逆エッジだったとの事。これは繰り返して覚えるしかないのだろう。
それにしても、改めて基本的なことこそ奥が深くて難しい。
メモを整理して、もう一度トレーニングしたい。
先生、ありがとうございました。
2012年01月28日
佳い日
急遽アイスクライミングに行く事になり、
濁河のはもずしエリアに行ってきた。
今年初のアイスクライミング、腕がパンパンになった。

ドライツーリングにもトライ

アイスクライミングはとにかく面白い。
夏登れないところが登れるのだから。
そればかりではない。
Oさんという好青年と知り合ったし
皆にチキンラーメンを作ってあげて大変喜ばれた。
レスキューに関する話が出て、具体的な目標もできた。
おまけに家に着く少し前に飲み会のお誘いがあった。
喉が乾いているところに何てタイミングなんだろう。
もちろん帰宅したその足ですっ飛んで行った。
濁河のはもずしエリアに行ってきた。
今年初のアイスクライミング、腕がパンパンになった。
ドライツーリングにもトライ
アイスクライミングはとにかく面白い。
夏登れないところが登れるのだから。
そればかりではない。
Oさんという好青年と知り合ったし
皆にチキンラーメンを作ってあげて大変喜ばれた。
レスキューに関する話が出て、具体的な目標もできた。
おまけに家に着く少し前に飲み会のお誘いがあった。
喉が乾いているところに何てタイミングなんだろう。
もちろん帰宅したその足ですっ飛んで行った。
2011年12月28日
山のミラクルセンス
豊かな感覚を手に入れる可能性について、TVでやっていた。
全盲の人が口から発した「クリック音」(舌打ちのような)の
反響音を聞き分け、まるで目で見ているような動きをされていてビックリ!
何と自転車にも乗られていた。
脳の聴覚野から視覚野が反応し、それによって
空間の情報を把握するという、言わば「音」で「見る」というもの。
こうした能力を持つ人が、全米で現在20人ほどお見えらしい。
その番組で、サッカーの中村俊輔選手の視野が
スポットを見る「中心視」でなく「周辺視システム」だと言っていた。
視線をあまり動かさずに全体を把握するんだと言う。
それに加えて絶えず状況が変化する中での「予測力」。
若い選手の脳は「考える」事を示す前頭葉の反応が大きく、
中村選手は直感に関係する脳幹の反応が大きいと言うように
その違いが際立っていた。
本人も「感覚でやっている」と言い、
体が勝手に動く無意識的な判断、「勘」の大きさを示していた。
人は皆、豊かな感覚を手に入れるための素晴らしい
「変化する脳」を持っている。
但しトレーニングによる経験の蓄積が必要なのは言うまでもない。
登山にとっても「音で感じる」事、「周辺視」や「予測力」、「直感」は
すごく重要なもので、山へ行かない限り身につかないもの。
長く楽しめるのも経験の蓄積あってのものなのだろう。
やっぱり昨日書いた「確保」ではないが、
体が勝手に動くためのトレーニングの蓄積がとても大切だ。
全盲の人が口から発した「クリック音」(舌打ちのような)の
反響音を聞き分け、まるで目で見ているような動きをされていてビックリ!
何と自転車にも乗られていた。
脳の聴覚野から視覚野が反応し、それによって
空間の情報を把握するという、言わば「音」で「見る」というもの。
こうした能力を持つ人が、全米で現在20人ほどお見えらしい。
その番組で、サッカーの中村俊輔選手の視野が
スポットを見る「中心視」でなく「周辺視システム」だと言っていた。
視線をあまり動かさずに全体を把握するんだと言う。
それに加えて絶えず状況が変化する中での「予測力」。
若い選手の脳は「考える」事を示す前頭葉の反応が大きく、
中村選手は直感に関係する脳幹の反応が大きいと言うように
その違いが際立っていた。
本人も「感覚でやっている」と言い、
体が勝手に動く無意識的な判断、「勘」の大きさを示していた。
人は皆、豊かな感覚を手に入れるための素晴らしい
「変化する脳」を持っている。
但しトレーニングによる経験の蓄積が必要なのは言うまでもない。
登山にとっても「音で感じる」事、「周辺視」や「予測力」、「直感」は
すごく重要なもので、山へ行かない限り身につかないもの。
長く楽しめるのも経験の蓄積あってのものなのだろう。
やっぱり昨日書いた「確保」ではないが、
体が勝手に動くためのトレーニングの蓄積がとても大切だ。
2011年08月07日
富士山 須走り口
荒天承知で行った富士山須走り口。
こんな天気だから大丈夫、と思った駐車場も既に満車。
少しだけ下ったところに路駐しました。
雨の中、水を8リットル背負って出発!
しばらくは緑に包まれて、まるで別の山に来てるよう。
ルートは8合目で吉田口と合流します。
途中カッパを脱いだものの山頂直下でまた雨に見舞われて
5時間少しで着いた山頂は大荒れ。
小屋の前のベンチでツエルトBVに入りました。
結構濡れていて寒い。
そんな天気でもたえず登山者が現れ、1時には大賑わい。
3時過ぎからは小屋も開き、呼び込みが始まりました。
「木の株で作った木のハガキだよ~」
「あっつあつのおでんだよ~」
日本一高くて早い大売出しのようで
これにはただ笑うしかなかったです。
間違いなく原宿の数倍はある人通りと呼び込みの喧騒…
日の出を撮るためには例え僕らの荷物であろうと踏みつける
一途な皆さんを眺めるだけの2時間でした。
濡れたものをその辺に干してお鉢の周りに出かけたら
またまた降りそうな気配。1周して取り込み
さて2周目、といったところで本降りに。
2泊目予定地の岩陰で雨宿りを兼ねてのお昼。
清見のカレー店で求めたというスープカレーが絶品でした。
御殿場口から登ってくる仲間から「ずぶ濡れに雷」で
下山したいと連絡が入り、我々も下山する事に。
慌てたわけではないけれど数百人を抜かせていただいて
1時間少しで駐車場着。
須走り口、緑が多いなかなかいいルートでした。
こんな天気だから大丈夫、と思った駐車場も既に満車。
少しだけ下ったところに路駐しました。
雨の中、水を8リットル背負って出発!
しばらくは緑に包まれて、まるで別の山に来てるよう。
ルートは8合目で吉田口と合流します。
途中カッパを脱いだものの山頂直下でまた雨に見舞われて
5時間少しで着いた山頂は大荒れ。
小屋の前のベンチでツエルトBVに入りました。
結構濡れていて寒い。
そんな天気でもたえず登山者が現れ、1時には大賑わい。
3時過ぎからは小屋も開き、呼び込みが始まりました。
「木の株で作った木のハガキだよ~」
「あっつあつのおでんだよ~」
日本一高くて早い大売出しのようで
これにはただ笑うしかなかったです。
間違いなく原宿の数倍はある人通りと呼び込みの喧騒…
日の出を撮るためには例え僕らの荷物であろうと踏みつける
一途な皆さんを眺めるだけの2時間でした。
濡れたものをその辺に干してお鉢の周りに出かけたら
またまた降りそうな気配。1周して取り込み
さて2周目、といったところで本降りに。
2泊目予定地の岩陰で雨宿りを兼ねてのお昼。
清見のカレー店で求めたというスープカレーが絶品でした。
御殿場口から登ってくる仲間から「ずぶ濡れに雷」で
下山したいと連絡が入り、我々も下山する事に。
慌てたわけではないけれど数百人を抜かせていただいて
1時間少しで駐車場着。
須走り口、緑が多いなかなかいいルートでした。
2011年07月24日
富士山 また御殿場口
金曜出発、土日でまた富士山御殿場口へ。
先週より空いていて砂埃もなく、タオルで口を押さえる事もない。
新五合目が標高1440mなので標高差は約2300m。
1520mにある大石茶屋を過ぎると7合目の日ノ出館までトイレがない。
そこから続けてわらじ館、砂走館、赤岩八号館とバイオトイレが続きます。

先週はどうも調子が悪かったが
今回はまあまあの調子で登る事ができた。
それにしても10年前とは比べ物にならない。
お鉢を回ったりして時間をつぶし
秘密の、静かな場所でツエルトを被ってビバーク。
富士山頂はテントを張る事ができないのです。
(環境省が見回りにきます)
だから富士宮口の山頂は日の出を見る人が皆、地べたに横たわっている。
ちょっと異様な光景です。
これが御殿場口から富士宮口に向かう登山者の列。
3:30くらいの写真です。ガイド登山が多い。

登ってくる人が少なくなってから下り始め、
9合目の小屋で日の出をゲットしました。

先回のように2時間で新5合目に着。
それにしても御来光を前に悪い事を考えてる人はいないんでしょうね。
先週より空いていて砂埃もなく、タオルで口を押さえる事もない。
新五合目が標高1440mなので標高差は約2300m。
1520mにある大石茶屋を過ぎると7合目の日ノ出館までトイレがない。
そこから続けてわらじ館、砂走館、赤岩八号館とバイオトイレが続きます。
先週はどうも調子が悪かったが
今回はまあまあの調子で登る事ができた。
それにしても10年前とは比べ物にならない。
お鉢を回ったりして時間をつぶし
秘密の、静かな場所でツエルトを被ってビバーク。
富士山頂はテントを張る事ができないのです。
(環境省が見回りにきます)
だから富士宮口の山頂は日の出を見る人が皆、地べたに横たわっている。
ちょっと異様な光景です。
これが御殿場口から富士宮口に向かう登山者の列。
3:30くらいの写真です。ガイド登山が多い。
登ってくる人が少なくなってから下り始め、
9合目の小屋で日の出をゲットしました。
先回のように2時間で新5合目に着。
それにしても御来光を前に悪い事を考えてる人はいないんでしょうね。
2011年07月22日
中国・ゴールドプラン
少年野球のトレーニングといえば
ウサギ跳びをやらなくなった事くらいは知っていたが・・・。
先日、テレビであるチームのトレーニングを見ていたら
ストレッチを入念にやるのは勿論、
プロがやってるような身体の向きを反転させる動きとか
大腿骨や股関節の捻りなんかもやっていて、
子どもの世界まで変わるもんだなぁ~とびっくりした。
変わって一昨日の報道ステーション、
中国の水泳選手(氏名失念)のトレーニングを
中国国営放送の報道として紹介していた。
イアン・ソープ等に負けない大きな身体に恵まれたその選手、
幼稚園の時、既にコーチから「2mを越えないから」と
水泳のエリート養成コースに入れられたらしい。すごい読みだ!
なんでも身長に比例して手が長くなるから、
水をかくという意味で有利になるらしい。
2mを越えるようだったら
バレーとかバスケットなんかのコースに入れられたのだろう。
中国はタレント発掘、養成を幼稚園から行っている。
適性検査に加え、そういったコーチの「読み」も大きいのだろう。
あれだけの人口があって幼稚園からコースを決められたら
そりゃ日本は逆立ちしたってかなわない。
中国のゴールドプラン(金メダル政策)はそこまで行っている。
でもそこでのトレーニングではうさぎ跳びをやっていて
水泳の高橋繁治さんがちょっと意外そうなコメントをされていた。
ま、身体壊さなきゃ何でもありでいいんだろうけどね。
今夜からまた富士山。
身体壊さぬよう行って来ます。
ウサギ跳びをやらなくなった事くらいは知っていたが・・・。
先日、テレビであるチームのトレーニングを見ていたら
ストレッチを入念にやるのは勿論、
プロがやってるような身体の向きを反転させる動きとか
大腿骨や股関節の捻りなんかもやっていて、
子どもの世界まで変わるもんだなぁ~とびっくりした。
変わって一昨日の報道ステーション、
中国の水泳選手(氏名失念)のトレーニングを
中国国営放送の報道として紹介していた。
イアン・ソープ等に負けない大きな身体に恵まれたその選手、
幼稚園の時、既にコーチから「2mを越えないから」と
水泳のエリート養成コースに入れられたらしい。すごい読みだ!
なんでも身長に比例して手が長くなるから、
水をかくという意味で有利になるらしい。
2mを越えるようだったら
バレーとかバスケットなんかのコースに入れられたのだろう。
中国はタレント発掘、養成を幼稚園から行っている。
適性検査に加え、そういったコーチの「読み」も大きいのだろう。
あれだけの人口があって幼稚園からコースを決められたら
そりゃ日本は逆立ちしたってかなわない。
中国のゴールドプラン(金メダル政策)はそこまで行っている。
でもそこでのトレーニングではうさぎ跳びをやっていて
水泳の高橋繁治さんがちょっと意外そうなコメントをされていた。
ま、身体壊さなきゃ何でもありでいいんだろうけどね。
今夜からまた富士山。
身体壊さぬよう行って来ます。
2011年07月13日
ボケるとSPO2が高くなる?
そこで、無理なく体を目覚めさせるのが富士山。
酸素分圧の減少に実際に体を晒すという順化活動そのものに加え、
閾値をちょいと越える状況にも
自分なりに追い込む事が可能だからです。
要は実践こそが身体能力を高める鍵という事。
何事も楽をして得られるものではありません。
登る度に楽になって行きますが
その度にパルスオキシメーターで数値を記録すると、
その違いにビックリするでしょう。
富士山に何回か登ってお鉢を普通に走れたら順化もバッチリ。
今回の富士山、
同行した西村君はロープ2本に水を6ℓくらい持っていました。
オマケに足首に各1kgの重り。
背負い重量に換算すると全部で30㎏くらいかな。
それでグイグイ登っていましたから強い!
下り、8合目の小屋で休んでいる人達に捨てる水を分けてあげました。
買うと何とリットル当たり500円だそうです。
改めて
①最大酸素摂取量が一定の基準にある事
②富士山に順化できている事
③心疾患がない事が高所への最低条件でしょうか。
ちなみに山頂でのSPO2は僕が96、西村君と西野さんが76くらい。
僕だけ数値が良いみたいだけど
心拍数が一番高かったので換気量が多く
その分酸素摂取量が多かったと思われます。
ボケた脳みそが高所にいる事に気付いてないんじゃないか、
と大笑いでした。
写真は剣が峰とお鉢
酸素分圧の減少に実際に体を晒すという順化活動そのものに加え、
閾値をちょいと越える状況にも
自分なりに追い込む事が可能だからです。
要は実践こそが身体能力を高める鍵という事。
何事も楽をして得られるものではありません。
登る度に楽になって行きますが
その度にパルスオキシメーターで数値を記録すると、
その違いにビックリするでしょう。
富士山に何回か登ってお鉢を普通に走れたら順化もバッチリ。
今回の富士山、
同行した西村君はロープ2本に水を6ℓくらい持っていました。
オマケに足首に各1kgの重り。
背負い重量に換算すると全部で30㎏くらいかな。
それでグイグイ登っていましたから強い!
下り、8合目の小屋で休んでいる人達に捨てる水を分けてあげました。
買うと何とリットル当たり500円だそうです。
改めて
①最大酸素摂取量が一定の基準にある事
②富士山に順化できている事
③心疾患がない事が高所への最低条件でしょうか。
ちなみに山頂でのSPO2は僕が96、西村君と西野さんが76くらい。
僕だけ数値が良いみたいだけど
心拍数が一番高かったので換気量が多く
その分酸素摂取量が多かったと思われます。
ボケた脳みそが高所にいる事に気付いてないんじゃないか、
と大笑いでした。
写真は剣が峰とお鉢
2011年07月12日
高所に順化しやすい身体づくり
低圧タンクではまさに低圧・低酸素に体を晒すわけですから、
それなりにダメージを受けます。
経験者はあまり好まない人が多いようですが
その高度で自分がどうなるかを知るという意味はあります。
低酸素室は酸素分圧だけ下げるので
ダメージが少ないというメリットがありますが
いずれにしても実際の登山のように
体を使って高度を稼ぐものではありませんから
シュミレートできる程度に思った方が間違いないと思います。
そもそも「順化しやすい身体」を作るトレーニングとは根本的に違います。
じゃ平地において「順化しやすい身体」とはどうやって作るのか。
これは最大酸素摂取量を向上させるためのトレーニングです。
50m走のような全力疾走の時は無酸素、つまり無呼吸で走ります。
走った後でぜいぜいするのは酸素負債量が多いから。
そのまま走ったら負債量がピークとなり、やがて誰でも動けなくなります。
バランスが取れていて長く続けられる状況を閾値と言いますが
それが心拍数の60%と言われています。(それが本当の意味のマイペース)
健康的な登山のための最大酸素摂取量を向上させるトレーニングは
心拍数が60%程度の状態で長くその運動を続ける事が大事。
それを越える状況に晒すのが
最大酸素摂取量を向上させる高所トレーニング。
寒冷に晒す、暑さに晒す・・・登山のトレーニングは
全てその条件下に晒すというのが有効ですが
やっぱり最大酸素摂取量を向上させるためには
そうした心肺機能を追い込み、高めるトレーニングが必要となります。
そういったトレーニングは、日頃の山行やトレーニングによって
一定の最大酸素摂取量が勝ち取られているのが前提となります。
トレーニングもしていない体で行うトレーニングじゃありません。
それなりにダメージを受けます。
経験者はあまり好まない人が多いようですが
その高度で自分がどうなるかを知るという意味はあります。
低酸素室は酸素分圧だけ下げるので
ダメージが少ないというメリットがありますが
いずれにしても実際の登山のように
体を使って高度を稼ぐものではありませんから
シュミレートできる程度に思った方が間違いないと思います。
そもそも「順化しやすい身体」を作るトレーニングとは根本的に違います。
じゃ平地において「順化しやすい身体」とはどうやって作るのか。
これは最大酸素摂取量を向上させるためのトレーニングです。
50m走のような全力疾走の時は無酸素、つまり無呼吸で走ります。
走った後でぜいぜいするのは酸素負債量が多いから。
そのまま走ったら負債量がピークとなり、やがて誰でも動けなくなります。
バランスが取れていて長く続けられる状況を閾値と言いますが
それが心拍数の60%と言われています。(それが本当の意味のマイペース)
健康的な登山のための最大酸素摂取量を向上させるトレーニングは
心拍数が60%程度の状態で長くその運動を続ける事が大事。
それを越える状況に晒すのが
最大酸素摂取量を向上させる高所トレーニング。
寒冷に晒す、暑さに晒す・・・登山のトレーニングは
全てその条件下に晒すというのが有効ですが
やっぱり最大酸素摂取量を向上させるためには
そうした心肺機能を追い込み、高めるトレーニングが必要となります。
そういったトレーニングは、日頃の山行やトレーニングによって
一定の最大酸素摂取量が勝ち取られているのが前提となります。
トレーニングもしていない体で行うトレーニングじゃありません。
2011年07月11日
低圧・低酸素トレーニング
酸素分圧が2割から4割減るところで誰でも高度障害が出る、
と書きましたが酸素分圧が平地のほぼ半分になるのが5000m。
そこから上に行くに従って減少率が減っていきます。
従って3000mから5000mまでを大事にするのが
順化の最大のポイントです。
そこをおろそかにしたらその上に行ける訳がない。
従って日本で行える最大のトレーニングが
富士山登山という事になります。
少なくとも3800mに完全に順化するのが
ヒマラヤ準備の最も大切な事で、その順化する行動が
その後の順化の流れを目覚めさせる事にもなります。
そのような、体を動かして順化を勝ち取るという方法以外に
低圧タンク(実験室)とか低酸素室が
利用されるようになってきています。
低圧タンクというのは大学などの研究機関に
設置されているのが代表的なもので
密閉された潜水艦のような部屋で先生の監視のもと
まあ低圧下の実験台になるわけです。
(昔は捕虜などを使って20000mとかの実験台にしたそうです。)
その中で指示に従って自転車を漕いだりするのですが
1人ずつ心電図などを取っていて
異常があるとすぐ外へ出されます。
おしっこの量や成分まで検査の対象になりますし
血液も重要な研究材料になります。
人がいきなり7000mと言うような超高所に晒されると
数分で昏睡状態になってやがて死亡しますが
低圧タンクでも高度を上げて行くに従って皆ぐったりしてきて
自転車を漕ぎながらでも居眠りする人が出てきます。
眠ると酸素摂取量が減り、高度障害が進行しますから
勿論外に出されます。
と書きましたが酸素分圧が平地のほぼ半分になるのが5000m。
そこから上に行くに従って減少率が減っていきます。
従って3000mから5000mまでを大事にするのが
順化の最大のポイントです。
そこをおろそかにしたらその上に行ける訳がない。
従って日本で行える最大のトレーニングが
富士山登山という事になります。
少なくとも3800mに完全に順化するのが
ヒマラヤ準備の最も大切な事で、その順化する行動が
その後の順化の流れを目覚めさせる事にもなります。
そのような、体を動かして順化を勝ち取るという方法以外に
低圧タンク(実験室)とか低酸素室が
利用されるようになってきています。
低圧タンクというのは大学などの研究機関に
設置されているのが代表的なもので
密閉された潜水艦のような部屋で先生の監視のもと
まあ低圧下の実験台になるわけです。
(昔は捕虜などを使って20000mとかの実験台にしたそうです。)
その中で指示に従って自転車を漕いだりするのですが
1人ずつ心電図などを取っていて
異常があるとすぐ外へ出されます。
おしっこの量や成分まで検査の対象になりますし
血液も重要な研究材料になります。
人がいきなり7000mと言うような超高所に晒されると
数分で昏睡状態になってやがて死亡しますが
低圧タンクでも高度を上げて行くに従って皆ぐったりしてきて
自転車を漕ぎながらでも居眠りする人が出てきます。
眠ると酸素摂取量が減り、高度障害が進行しますから
勿論外に出されます。