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2011年05月20日

遊ぶって一生の財産

以前、富士山の雪は砂だらけだと書きましたが
だからこそアイゼンがよく減ります。
今日になってようやくアイゼンを取り出したのですが
砂で磨かれた部分にもう錆が出てました。
濡れてなかったところはピカピカのまま。

遊ぶって一生の財産

(このアイゼンは、見た通りアンチスノープレートが付いてないので
すぐ団子になります。)

さて普通に歩く時は体重が移動し、結果として別の足に体重が移動します。
暗闇だったり目隠しをされたりすると足が先に動いて安全を確認してから
体重を移動しますよね。怖いという意識がそうさせます。
その足が先に動く時、というのがいわゆるへっぴり腰というやつです。

アイゼンを着けているいないに関わらず、
かかとが接地する時に重心が後方にあると
かかとに後ろから斜めに力が加わって
前方にスリップしやすくなります。
だから接地する時の重心の位置が問題なんです。

重心を前方に移動させるためには
後ろの足で長く体重をささえていなければならない。
という事は膝を曲げた状態で支えている時間が長くなるんですね。
へっぴり腰の克服はいかに重心を前に乗せるか、という事。
従って後ろ足の使い方の問題でもあるんです。

逆に前足を滑らせる事で一歩で三歩分稼ぐとなると
重心を残しておく事が大事になります。
要は重心のコントロールの問題なんですね。
子どもの時、よく遊んだ人はその辺が上手い。

私もブーツスキー(靴だけで滑る)で山頂から5合目まで
15分で滑った事があります。
体重のバランスを脚筋力でコントロールするので
特に大腿四頭筋がパンパン、汗だくだくでした。

子どもの時どれだけ遊んだか、それは一生の財産だと思います。

明日は姪の長男の結婚式に出席のため、神奈川まで。
富士山は顔を見せてくれるかな?

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Posted by ラテルネ瀧根 at 20:23│Comments(1)登山技術
この記事へのコメント
 感覚の表現、よく分かります。
勉強になりました。
Posted by 屋久島 ヨシハラ at 2015年11月17日 23:14
 
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