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2013年08月22日

英語教育

昨日一番興味深かったのが、日本の英語教育についての話。
近年、英語教育が盛んな日本。最近も「遊び塾」に英語塾からの
参加があり、多くの小学生を迎えた。引率は若い日本人だったり外人
だったそうだ。グローバル化の時代、国際語としての英語教育が
盛んなのも頷ける。そんな現状を息子は「おかしい」と言い切った。

彼がスロバキアで勤める会社、社内では全て英語らしい。他国との
やりとりも全て英語。グローバル化の先陣を切るその会社にいて、
それを「おかしい」という根拠は一体何なのだろうか。彼はこう言う。

日本語で深く物事を考えられない日本人が英語だけ覚えたところで、
表面の話しかできない。大事なのはどれだけ深く物事を考えられるか
ということ、だから母国語の教育こそ重要なのだ。なる程、ごもっとも。

加えてこうも続けた。日本人は流暢な英語を話す人が多い。だけど
諸外国の人は訛る人が多い。インド訛りだったりオーストラリア訛り
だったりする。例えば日本にも方言があるように、訛りがあるのが
むしろ自然ではないか。訛りある、ぎこちない英語で充分。それより
日本語を磨け、と。

日本語自体に自信もなく、深く物事を考えることも出来ない自分だが
その説得力ある話に大きく頷いた。そりゃそうだよな、と思える。

ダウラギリに眠る田辺が、まるで日本語訛りの日本語のような英語で
話していた様子を懐かしく思い出した。
彼もいつもこう言っていた。「中学の教科書で充分」だと。

表面だけ取り繕うことに流れやすい日常の中で、ふと本質を思い
起こされた気がした。う~ん、今日は本でも読むか。



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Posted by ラテルネ瀧根 at 08:20│Comments(0)
 
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