ラテルネ瀧根の登山塾

ただ関空に近いというだけで予約したその旅館、僕は「関空送迎
無料プラン」で申し込んでいた。他の人たちは送迎無しのプラン。

それで宿泊した全員が送迎してはもらえないかと交渉したのだが、
「できたら皆さん夫々で行って欲しい」との事。送迎の時間も未定で、
忙しいからできれば送迎したくないといった様子。

その場合僕のプランはどうなるのかと聞いたら、２人で６５００円
プラス駐車料金５００円にすると言う。ネットで申し込んだ料金より
６００円安くしてくれるようだし、僕に付き合うように直前に予約した
皆さんも同じ条件でいいと言う。皆さんネットで予約した時は多分
もっと高かっただろうから、良い条件なのだろう。

全てにいい加減なのか何なのか、「朝のシャワーは５時から」との
申し込み時の条件も、風呂には「シャワーは使えません」なんて
張り紙があったので諦めた。ルームキーも２部屋共通というその
不思議な旅館で、進史の家族４人、嫁のご両親とお姉さんの３人、
そして京都の従姉妹夫婦２人と我々、計１１人が一泊したのだった。

名古屋からサプライズで来てくれた娘夫婦とその子ども達は近くの
ちゃんとした？玄関付きホテル。ちゃんと翌朝の送迎付きだった。

近くの居酒屋「夢」が無かったら、最悪の夜だったかもしれない。
関空を利用する度、これは語り草になることだろう。

スロバキアに帰る夢のある２人と、我々の夢でもあるその子たち。
その家族のため、松山、京都、高山、名古屋の親族１１人がはるばる
関空から見送ってくれるなんて、何とありがたい事だろう。
きっと彼らも、そのエールに感謝しているに違いない。