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2013年09月16日

登山抜きに登山は上手くならない

今回の参加者は「山ガイド」と称する人たちが9人いて、台湾百岳と
言われる3000m以上の登山を完成されている方が3人もいた。

台湾には、その九州程の面積の中に3000m以上の山が200座
以上あるというから、数の上では日本の約10倍に及ぶ。その中で
特筆すべき「百岳」に最低でも10座以上が2人、30座以上が2人、
60座以上5人といった顔ぶれだったから、日本で言われるベテラン
集団と言ってもいいだろう。日本で3000m峰を100回も登った
人はあまりいないだろうから、なかなかすごい。それでも室堂から
雄山に登る手前でバテた人が一人。もう一人はフラフラで、ザックを
背負ってあげ、ロープを繋いだ。(当然、翌日の剣はリタイアされた)

「日本百名山」とはちょっと比較にならないが、ほとんど変わらないのが
岩登りをやったことが無い人ばかりだという事。その点、怖くもあった。

それは下りで顕著に現れる。恐怖心が身体を硬直させ、より危険を
生み出してしまうばかりか「下手の考え休むに似たり」で遅れるばかり。

やはり登山とは、改めて「余裕」を創ることが大切だ。そのために
何が必要なのか。「特異性の原則」というトレーニングの原則があるが
その特殊な環境に慣れるということが問われる。苦手な場所に自分を
置いてコツを掴むことや、判断力を養う努力が必要だということだ。
それ抜きにして、永遠に成長は無い。岩場が苦手な人は、せめて
事前に「縦走のための岩登り」講習を受けられると良い。

我々は最初から岩登りがスタートだったから、登山道では考えられない
ザレ場やガレ場の通過が必然。そんなところをいかに早く歩くかが
普通だったから、御陰で普通の登山道を「高速道路」と感じる訳だ。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 05:51│Comments(0)
 
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