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2013年10月24日

山の神

山の神さまで思い出したが、山の神を祭る行事に供えるのがオコゼ。

山の神様は醜女で、その女心を推し量ったお供えだと昔から言われ
ていて、魚のオコゼだけでなく、蛇や毛虫など醜かったり毒があったり
するものを供えるところもあると聞く。

昔、女人禁制の山が多かったらしいが、それも美しい人間の女性に
ヒステリーを起こした山の神が山を荒らすという言い伝えから来ている。

じゃあ男なら良いかと言うとそうでもないようで、木こりが木を伐ると、
山の神は嫁入り道具を売り飛ばされるように思って、その道具を隠して
しまうのだと言う。長野では山仕事に行く時ヒゲを剃ってオメカシをして
出かける風習があったとか。それも山の神が、自分を女と思われて
いないと怒るのを防ぐ心得だったとか。

でも道具が無くなった時には立ち小便をすると出てくるという言い伝え
もあるようだし、ガスに巻かれた時も立ち小便をしながら呪文を唱える
と晴れて来る、そんな記事をどこかで読んだこともある。残念ながら
その呪文を忘れてしまったし、ヒマラヤで試したが約に立たなかった
こともある。でも今生きているのだから、それで許してもらったのかも
しれない。そんな風に、神には寛容であって欲しいと思うのは僕だけ
ではないはずだ。女性を含む罪深き人間全てがそう思うはず。
昔からの言い伝えも、そんな寛容な神への思いが多い気がする。

もとい。山の神は嫉妬深くやきもち焼きでケチンボ。女房のことを
山の神と言うようになったのはそんなところから来ているらしい。

山に行かなくなったら家の「山の神」だけ怒らせないようにすればいいが、
山に行っている内は、そのどちらにも気を遣わねばいけないという事か。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:35│Comments(0)
 
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