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2013年10月26日

「女人禁制」の山

山の神がヤキモチを焼いて山を荒らすから女人禁制、という話の
続きだが、山は厳しいものだから「女性らしい」女性では危なっかし
くてダメだよ、というものがきっとその底辺にあるはずだと思う。

「女性らしさ」というものが男社会の作る勝手な「理想」として、社会
そのものの要求でもあったりした歴史は誰もが分かっている。何も
考えない従順な女性が、これまでどれだけ作られてきたことだろう。

その意向はまた、隅々まで常識として浸透してきた。それほど人々に
受け入れられやすいものもあったのだろう。そして今、登山ブームに
ファッションが仕込まれ、それこそ3Kの世界、女人禁制であった登山
にも女性が進出。今では山ガールとして存在感を増し、おかげで山は
とてもカラフルになった。仕組んだのは一体誰なのか、エラい奴だ。

しかし先人の教えのように、山は「可愛い」だけでは足らない世界。
何より余裕を創るための体力や知恵、技術が必要な世界であるのは
老若男女を問わない。それはちょっと置いといて、なんて訳には行かない。

昨日、男性のおしっこで失せ物が出てきたりガスが晴れる言い伝えを
書いたが、女性がおしっこをする時にマムシに噛まれた話を聞いた
ことがある。恥ずかしくて言えぬまま亡くなってしまったという悲劇。

山はある意味恥ずかしいとかいう気持ちを捨て、生理現象くらい男と
同じようにできなければやって行けない世界だ。それを気にして水分
摂取を我慢するようでは、体力的なマイナス面は更にマイナスになる
だけ。女だから、どんくさいからとそれに甘え、とろとろナヨナヨして
いるようでは厳しい山には行けない。まさに山へ行くなら男になれ、
というのが昔からの言い伝えの奥にあるような気がしてならない。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 05:57│Comments(0)
 
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