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2013年11月05日

アルケミストの作者がパウロ・コエーリョだというのは、家に帰って
調べて分かった。そしてその少年は、サンチェゴという名だった。

この「アルケミスト」という名、少しアルピニストに似ている。ハイキング
する人をハイカーと言い、アルピニストにもじって「アルキニスト」
なんて言ったりもするが、それにも似ているから覚えていた小説だ。

羊飼いの少年が夢に導かれるように、スペインからエジプトのピラミッド
まで旅をするという小説なのだが、ピラミッドには夢に出た宝物は無く、
宝物はその「旅」そのものだったというようなストーリー。

今回Tさんに誘ってもらって出かけた新潟には「熊鍋」という宝物が
あった。ひょっとしたら八海山もその一つだったかもしれない。
そしてそこで得たものは、ささやかな夢。

Tさんとは、来年一緒に仕事をやったり山で遊ぼうという約束。そして
怪人Kさんの、登攀パーティをその上から捉えた写真を見たいという夢。

パウロ・コエーリョが少年サンチェゴに託した「旅こそ人生」という想いを、
僕は今回の熊鍋ツアーに思い出したのかもしれない。

出発前夜、山の帰りに寄ってくれた若い人と飲みに出かけたせいか
熊鍋パーティでは酒が美味くなかったし、夜中まで皆さんと付き合えず
寝てしまうという「末代の恥」を演じた。この流れで長野のMさんの所に
寄って飲む話になっていたら最悪だった。(そんな「帰りの駄賃」を
考えはしたのだが、幸い都合が付かず没になったのだった)

今回、仲間とは美味い酒を痛飲できなかった。でも新潟では具体的な
夢が生まれ、長野でもまたその内に一緒に飲みたいという夢が。
こうして仲間がいるから、サンチェゴよろしく夢を旅することができる。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:02│Comments(0)
 
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