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2013年11月17日

西穂講習

昨日は真っ白な西穂で講習会だった。始発のロープウエーに間に
あったはずが、乗れたのは3台目。それだけ並んでいたという事だ。

それでも普通30分ごとの運行を大増発してくれたので、思ったより
早く着いた。一番上の展望台からは、見える限りの山々が真っ白だ。

やっぱり山は冬がいいね、なんて話しながら西穂山荘へ約1時間で
到着。最終ロープウエーに乗るためにはここを3時半には発たなければ
ならない。正味5時間しかないので早速先に進んだ。

アイゼンワークをトレーニングするためには、独標の辺りまで行かないと
適当な場所がない。先行者が一人いて、トレースを付けてくれていた
ので後を追う。新雪のツボ足を嫌ったトレースなのであまり良いもの
でもないが、たまにショートカットしながらもほとんどを使わせてもらった。

独標から西穂側には誰も入っていない。そこをロープで確保して下りて
もらったが、怖くてしょうがない様子。結局、独標ピークあたりでツアッケの
置き方、ピックの使い方などの講習となった。

ピッケルのピックやスピッツェを駆使できないのはともかく、フラット
フッティングという言葉が変に染み付いていて、前歯2本での立ち込み
だとかサイドエッジングといった概念が全く無いのには、ある意味驚いた。

どんな場所にもフラットにただ置くというふうにしか考えないから、
置き場所が見つからなくてあれこれ考えて時間が掛かるというもの。
これじゃ岩稜は歩けない。それが山岳会員なのだ。

やはりいかに冬山を歩いていないか、というより平坦なところしか
歩いていないか。そして会での指導にどれだけ落とし穴があるか。
指導する側の足りなさというものを思い知らされた。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:12│Comments(0)
 
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