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2013年11月18日

考えさせられたもの

例え山岳会に属しているとは言え、登山の内容や頻度によってその
技術に雲泥の開きが出てくるのは当然のこと。だから上手い下手が
あって当然なのだが、講習会などには何年も参加している人にこれ
だけ抜け落ちたものがあるという事はショックだった。

人にはいかに受け止め方、理解の違いがあるものなのか。そして
それが改めて一からやってみないと分からないという事。分かって
いて下手なのではなく、全く知らなくて、あるいは対応力や応用力が
なくてできないというのがそこで初めて分かった現実。初心者では
なくアイスクライミングもやる人だけに驚いた。

初心者・中級者なんてふうにクラス分けした講習会をよくするが、山岳
会ではある程度出来るという前提でひとまとめに講習をすることが多い。
「相手が何が分からないかが分かること」と言いつつ、自分も型に
はまった講習会しかやってこなかったことを突きつけられた。

1対1でやらないと見つからないものがそこにある「講習会」の限界。
それは嫌というほど分かっているつもりだったが、中には講習会しか
参加できない人もいて、そんな人は実践を繰り返すことが無い。
頭でっかちの講習会おたくは何にもできないものだ。加えて勘違いや
すっぽ抜けが固定化されているかもしれない。

そしてそこでストップしたままの人がどれだけいることだろう。勉強する
のは大事だが、実践が少ないという致命的なものをカバーすることは
できない。そんな講習なら止めた方がいいと言ったら乱暴だろうか。

講習会より、一回の実践の方がどれだけ大切か分からない。それを、
これまでとは違った切り口で感じさせられた講習会だった。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:40│Comments(2)
この記事へのコメント
曰く、習うより慣れろとは、よく言ったもんですなあ。
Posted by 松 at 2013年11月19日 00:28
経験は学問に勝る、ですな。
Posted by ラテルネ瀧根ラテルネ瀧根 at 2013年11月19日 06:02
 
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