ラテルネ瀧根の登山塾

朝の番組で、ある会社がスマホを「ガラケー」に替えたら５０００円
手当を付けるとやっていた。その社長曰く「スマホによって職員同士
の会話が無くなり」その対話に対する投資は、中小企業にとって大きな
ものがあるとのこと。う～ん、なる程。

ガラパゴス携帯とは時代に取り残された古い遺物のようなふうに思って
いた。そんな人も多いのではないだろうか。それが調べたらそうでは
ないことも分かった。日本独自の進化という意味で、むしろ世界が遅れ
ているとの意味らしい。

僕は山に行くのに小さくて軽い方が、と携帯を使っている。携帯を使う
ならスマホよりタブレット型の方がと思いつつ、何も持たないでいる。
少し取り残されたような気もするが、そのガラケーがそんな風に見直さ
れると、スマホを持たない僕らも決して時代遅れではないような気が
してくる。と言ったところでそのガラケーの機能すら使いこなせないの
だから、完璧について行けてないのに違いないのだが。

だからなのか「会話が無くなる」というところに、おじさんは尚さら
強く頷いたのだった。「そうそう、そうなんだよな・・・」アナログな
視点からしか捉えられない自分。

「山岳会に対する思いもそうなのかな」とちょっと思ってみたりもする。
そのあと立山の雪崩遭難のニュースがあった。現実は自然の厳しさを
教えてくれる。http://nadare.jp/2013/11/131123.html

やっぱり力を合わせて山で遊ばせてもらう、そのために人間的な繋がり
の大事さを、ちょっとアナログであっても追い求めていかなければ。
おじさんはちょっと胸を張ったのだった。