ウエブはこちらへ! http://laterne.web.fc2.com/

2013年12月07日

強行採決

遠方にいる同級生から「今高山にいるんだ」と電話が掛かってきた。
丁度西穂での講習会が中止になって空いていたから飲みに出かけた。

「人にはいろんな人生があるんだ」と改めて思わされながら、ハシゴ酒。
翌日は、朝ごはんを食べたもののお昼近くに気持ち悪くなり、結局戻し
てしまった。そんな事、10数年ぶりだと思う。

当たり前の話だが、人間には人数分の生き方がある。「墓場まで
持って行く話がどれだけあるか分からない」と言ったこの男、実は
エリートコースを歩いていたのだが、ある出来事の泥を被って退職。
家族とも別れ、世の辛酸を舐めてきた。

それでも世間を恨むでもなく、どれだけ真っ直ぐ生きてきたことだろう。
組織のある意味「犠牲者」が、それでも「墓場へ持って行く」というもの
の上に成り立っているものがある。昔から変わらない彼の男気に
僕は「そうか」としか言えなかった。

人には個人レベルで秘密にしておきたいこと、内緒にしておきたい
ことがある。かたや「秘密保護法案」、これも国が「墓場まで」という
類のものだが、何を「墓場まで」なのかも分からない。出てきた「第
三者機関」は政府内部のものでまやかしだ。

社会の底辺で人間的な道を探る者、かたや社会のトップで、祖父の
岸元首相のように強行採決する者。「国民なんて、次の参院選まで
には忘れる」との思いが透けて見えるようだ。

一昨日開かれたNSC初会合、議事録の話題が出たかどうかも「言え
ない」らしい。秘密保護法案採決前の徹底した秘密主義に、全ては
見えていた。そしてそれすら次へのプロローグに過ぎない。

スポンサーリンク

Posted by ラテルネ瀧根 at 07:02│Comments(2)
この記事へのコメント
後藤田さんのような方がいなくなったのは淋しい限り。
それにしても何故?いま?強硬なまでの法案可決なのか?その目的と意義が見出だせません。

ご友人の内に秘めた想いははかり知れませんが、一緒にお酒を呑むことで救われるモノもあると信じています。

差し出がましいコメント、失礼しました。お身体ご自愛くださいませ。
Posted by 秋桜 at 2013年12月07日 11:03
ホントですね。怖いこわい!
仲間のこと、ありがとうございます。僕もそうであって欲しいと思ってますし、そう信じてます。あいつも少し軽くなったことでしょう。
Posted by ラテルネ瀧根ラテルネ瀧根 at 2013年12月08日 07:50
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。