ラテルネ瀧根の登山塾

３１日には千種のメンバーが家に寄ってくれた。新人を連れて中崎
尾根から槍を目指したパーティだ。話によるとラッセルし、他の追随
を許さぬため最後尾はトレースを崩して進む、な～んて冗談を言って
たのに、３０日の中崎尾根はしっかりトレースがついていたとのこと。

仙丈沢乗越あたりで下山したらしいが、３０００ｍの風に吹かれて
満足できる山行になったらしい。皆、いい顔をしていた。充実した山
をやると顔に出るから不思議だ。

その前日には飛越新道から北ノ俣に向かったパーティが降りてこな
いとT君から電話。明日には行動できるようにしようと話していたら、
午後には全員無事下山の電話が入ったから良かった。

昨日は飛騨山岳会が入山し中崎尾根で幕営している。今日槍を目指
して明日下山の計画だ。南や八ヶ岳からは何も聞こえてこないから、
皆無事に下りたのだろう。

前のシーズンには西穂でも死者が出たし明神で名古屋山岳会の２人
が雪崩で亡くなった。剣でも４人がやられた。比較しても意味がない
が、今年は今のところニュースでも遭難の話は出ていない。このまま
無事に終わって欲しいものだ。

それにしても去年の暮れは千種の山行が目立った。１０回くらいは
あったのではないだろうか。これも新しい体制のもと、総務を中心に
頑張ってくれている結果だ。面倒見がいいということでもあるし、何と
言っても山行は活動のバロメーター。嬉しいことだ。

かくして、夫々が夫々の夢や課題を持って新年の幕が切っておろさ
れた。皆のこの一年が充実したものになりますように。