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2014年01月10日

冒険とは

昨日はコングさんでリペアテープを買って、その帰りに兄貴宅に寄っ
た。この正月、まだ挨拶してないものだから、せめて生きているのを
知らせようとした訳だ。兄貴は来客中だったから姉さんに挨拶しただ
けで帰り、それからバンドエイドで押さえていた山用の羽毛服の穴を
塞いだ。下界で見ると、さすがにバンドエイドはみっともない。

兄貴の尿酸値が10を越したという。飲む僕とは違って彼は飲まない
から、これはやばい。せめて薬を飲むよう説教してやろうと思う。

それから新谷さんの本に出ていた星野道夫なんかを読んでいて「誰も
が一回の人生しか生きられない」というフレーズに3スラを思い出した。

単独で登るというのはパートナーがいない場合か、万が一の時パート
ナーを引きずり込まないため、あるいは精神的な重圧を自分に課す
といった場合の戦術だ。

3スラは以前から単独でアタックする人が多い。それは確実な支点を
取りづらいルートであることから、ある意味仕方ないことでもある。

確か数年前にベルニナ山岳会のリーダーが単独でアタックし、亡くな
ったことがある。彼の場合はどんな気持ちで単独を選んだのだろう。
そう思って調べたら、もう10年前の話だった。

長谷川恒男はグランドジョラスで森田勝を制して「生き抜くことが冒
険」だと言った。でも生き抜く過程も冒険だ。

プロガイド同士だったらロープを繋いでもいいのだろうが、(実際、
仲間の広川健太郎パーティが登ったものが一昨年前にNHKの番組に
なっていたが、パーティメンバーはプロばかりだった)万が一を考え
ると普通の山屋さんをパートナーにすることはできない。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 08:53│Comments(0)
 
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