ウエブはこちらへ! http://laterne.web.fc2.com/

2014年02月14日

山の恋愛悲話

西穂山荘周辺でこれだけ長い時間いたのは初めて。西穂まで行くような事にならない限り、これといった仕事はない。山を見ながら、芳田美枝子さんを思いだした。彼女は松濤明を迎えようと上高地に入り、あまり来ないので新穂高に降りたのかと思い直して山越えで新穂高に向かった。確かその時、スキーでの下りで転倒・骨折したような記憶がある。何とか新穂高にたどりついた訳だが、その頃松濤明は既に北鎌尾根で永遠の眠りについていたから会えるはずもなかった。
そんなその頃の、男と女の奥ゆかしい恋愛悲話。山にはいろんなドラマがある。
松濤明は美枝子さんを思い、あえて最期の日記にその名を書かなかったのだろうか。暮れ行く雲海を見ながらそんなことを思った。

スポンサーリンク

Posted by ラテルネ瀧根 at 06:03│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。