ラテルネ瀧根の登山塾

昨日の研修、雪上支点等についての班とアバランチトランシーバー
による捜索の班に分かれて行なった。

僕は雪上支点のリーダーを受け持った。ブッシュを埋め込んだ支点、
スノーボラード、土嚢袋を利用した支点などはプラトー作りが核心だ
が、すごく焼結する湿雪だったのでとても強固なものができた。
更に笹を束ねた支点やブッシュを束ねる支点など、普段やったこと
がないから当然だが、皆さんその強度に驚いているようだった。

岐阜県山岳連盟の加盟団体は、なかなか実践が弱い。だからどうし
ても指導員の育成を進めにくい。そんな中、育成の決意も新たな指
導員総会だったと聞いている。なぜ数年前からそうしなかったかとの
総括がどうなっているかは聞いていないが、とりあえずそんな方針を
出していることについては評価し、協力したいと思っている。

この空白の５～６年、本当にもったいなかった。せっかく指導員を目
指したいと決意をした人達に指導委員会としてどんな謝罪をするの
か分からないが、それとは別にこれから進める他ない。

一昨日は飲みすぎたから今日は飲まないでおこう、なんて思っては
いたが、帰省中の孫たちと遊んだりすると喉も渇く。一本だけ飲んで
千種アルパインの雪上講習会（１６日）の打ち合わせをする。それか
ら昨日下山予定のパーティからの下山報告を待つが、寝不足で眠く
なってしまった。

９時半過ぎ、ビヴァークに入ると連絡が入った。技術的に事故は考え
にくいが、何があるかは分からない。代表とも連絡を取り合い、準捜
索体勢の準備をしたところだったので、ホッとし爆睡となった。