ラテルネ瀧根の登山塾

昨日は何とか雨が降る前にロープウエィ駅に着いて、一番のロープ
ウエィに乗った。中間駅で雪、新穂高では雨に変わっていた。

ボッカさんで来ていた富山大山岳部のＵ君は富山行きのバスに乗る
のでそこで別れ、我々４人（ディレクター、カメラ、音声さんと僕）は僕
の車で「平湯の森」に移動。先回は断られた「中崎の湯」、今回は定
休日だったのだ。

そこで風呂へ入ったりお茶を飲んだりして時間調整し、迎えの車が到
着したのを機に皆さんとお別れとなった。

何回一緒に登り、何日一緒に生活したのだろう。それぞれが魅力を
持った人たちばかりで、とても充実した時間だった。いろんなシーンを
思い出すことができるのはそういう事なんだろう。

とりわけカメラさんと音声さんのひたむきさは胸を打つ。番組ってこん
な苦労の上に出来上がるのか、「仕事」の重みを感じさせられる。ディ
レクターさんは撮影が終わってからも編集が待っている。期限が決め
られていて、朝までの仕事が続くそうだ。皆の苦労で出来上がる「作
品」、それだけにその裏にもドラマが詰まっている。

一人ひとりの情熱、役割分担、その総合力が結果になる。それは当
たり前のことかもしれない。でもちょっぴり眩しく、羨ましくもあった。
そんな世界を共有させていただき、本当にありがとうございました。

平湯から高山市内の入り口まで一緒だったが、道中眠いこと。やっぱ
り撮影クルーは運転しちゃいけない。迎えが要る訳だ。

帰ってビールを飲み、微力ながら熱い奴らのお手伝いができた満足
感に浸りながら幸せな昼寝を貪った。