ラテルネ瀧根の登山塾

昨日はＰ‐Ｊたちがお世話になったＫさん宅にお邪魔した。思えばこの
人と去年、奥穂に向かわなければＰ‐Ｊとも出会わなかった。もちろん
Ｋさんもそのご縁をとても大事にされているからこそ、忙しい中彼女ら
に１日付き合って下さったのだった。Ｋさんもまた、Ｐ‐Ｊを家族のよう
に思われている。

留守だったら、と手紙を書いて八ヶ岳のお土産に添えておいたのだ
がそのまま渡してしまった。そしてこちらまでお土産をいただいてＫさ
ん宅を後にした。久しぶりにお会いできて良かった。こんなふうにいい
出会いがあり、いい関係が膨らんでいくのは本当に嬉しいことだ。狭
い世界にいると、いい出会いそのものに出会えない。それに人は誰と
でも仲良くなることができるのに、それを忘れてしまっているかに見え
る。現実は、なかなかそうはいかない。

それから「酒のボス」に行った。西穂の撮影で音声さんが「高山の濃
い酒は飲んだことがない」と言われていたのを思い出し、前から送ろ
うと思っていたからだ。これも手紙を準備してあったが、持ってくるの
を忘れていた。取りに戻ってまた引き返し、「蓬莱」と「隠し酒」を無事
発送。家に戻ったらせっかく持っていった手紙を託すのを忘れてい
た。そんなわけで三度「ボス」へ行くことに。まるでボケ老人のような３
往復に自分でも呆れてしまったが、それでも「美味いと思ってくれるか
な？」なんてほんわかした気持ちがそれを許してくれた。

高山の最高気温を観測した昨日。実は花粉が心配だったが、素敵な
人と会いまた繋がろうとした僕の啓蟄のような日となった。そして昨日
はどうってこと無かったのに今鼻水が垂れているのは反応の鈍さか。