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2014年04月02日

貧しさと教育と

新しく始まった朝ドラ「花子とアン」、昨日のタイトルは「花子と呼んでく
りょう」だった。高山でも昔は「下さい」を「くりょ」とか「くりょよ」とか言っ
てたが、今は聞かない。懐かしく思いながら見ていた。

花子は本が大好き。そんな花子に教育を受けさせてやりたい父は、
花子を東京の女学校に行かせようとする。ところが年貢を上げる庄屋
の下で小作の厳しい生活を見て取った花子は、それを断った。庄屋
の息子が白飯の弁当を食べるのをヒエ・粟しか食べられない子供た
ちが羨ましそうに見ているシーンが2回出てきて、それが消費税が上
がって生活が厳しくなった高齢者のニュースと重なって見えていた。

皆が貧しかった頃から格差はもっと拡大し、そんな生活を強いられる
人は多いはず。「払うから定数を削減しろよ」は当たり前の話だ。

もう一つ、一昨日池上彰さんの世界直撃という番組があった。パキス
タンのマララちゃんがタリバンに頭を撃たれた事件があったが、その
背景を探っていた。貧しさゆえ「女は教育を受ける必要がない」という
考え方が出てくるのは、国を超えたものがある。その中で、パキスタ
ンの子どもたちは今「勉強したい」と願っていて、日本は米国のような
直接的な攻撃ではなく、そんなところで国際貢献している。パキスタン
が親日国なのも、なる程頷ける。

たまたま見た「世界の果ての日本人」(CBC)もそうだった。ケニヤで
教師をする日本人の話だったが、未開の地でマサイ族に教育をする
姿に感動するものがあった。子どもたちの目は輝いていた。

花子は結局東京へ行くのだろうが、今の日本で「しなきゃ」ではなく目
を輝かせて「したい」と願う子どもたちはどれだけいるのだろうか。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:03│Comments(0)
 
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