ラテルネ瀧根の登山塾

昨日の「金とく」、思ったより露出していてビックリ。音信不通の人を含
めて１０人ほどから電話をもらい、これまたビックリだった。

実は、昨日たまたま高山市体育協会からの依頼でビッグアリーナの
仕事に出掛け、帰ったのは夜１０時過ぎ。事務所のテレビでチラチラ
見てはいたが、帰って録画してあったのを見直した。

思うのは素晴らしい仕事をする人たちのお手伝いをさせていただきな
がら、僕の方がどれだけ感動させてもらっただろうかということ。そし
てたくさんの思い出が、結果としてこの番組に結実したということ。

この大自然の美しさ、厳しさを紹介した番組の中に、計り知れない程
の世界が詰まっていたのを想像できる人がどれだけいるだろう。僕は
その中に在り、それを鮮やかに思い出すことができる。

余計なお世話かもしれないが、表面をサラッと見ることは誰でもでき
る。しかし全ての事象にいろんなドラマがある。その内面に迫るなん
て所詮無理な話。僕もどれだけ表面しか見てこなかったことだろうと
改めて思わされた、そんな番組制作のお手伝いだったと思う。

想像力の問題かもしれない。想像力がなければ、誰かを思いやる気
持ちも生まれないのかもしれない。歳を取ると思い込みが激しくなり、
自分勝手になる。人の話は聞かないなんて新聞のどこかに載ってい
た。これも相手を想像する力の強弱なのかもしれない。だとするなら、
加齢は表面を知ることで想像力を失うことなのなのかもしれない。

別の番組のディレクターさんからも「金とく見ました」なんてメールをも
らった。素晴らしい人との出会いは深さを教えてくれ、新たな繋がりも
作ってくれた。感謝！