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2014年04月11日

冬山に行くために

昨日は、ようやく八ヶ岳の雪上歩行技術講習会(3/28)のムービーを
編集した。改めて体軸、そして体重移動の重要性が見て取れた。

登山道を歩いているときしっかり歩けていても、いざ氷結している斜
面になるとどうしても腰が引ける。それは恐怖心しかない。それをへ
っぴり腰と言うわけだが、その克服抜きに冬山登山はあり得ない。

進行方向への体軸だけではない。ピッケルに頼るとやはり軸が傾く。
前後の軸が後傾するとへっぴり腰になるが、それに加えて横方向へ
の軸のズレが加わると、ダブルへっぴり腰となる。

ツアッケに体重を乗せなければ危険だというのは頭で分かっても体
が逃げてしまう。これは回数やって慣れるしかないのだが、意識的な
トレーニングによって全然違ってくるもの。

場所を見つけてトレーニングしようという意識があるかどうか。そして
体軸や体重移動を意識しながらのトレーニングの実践だ。それに斜
下降での谷足の向き、方向転換時のピッケルワーク。考えることは
一杯ある。これがなかなかできない(しない)から世の中へっぴり腰
だらけになってしまう。

しっかりしたリーダーとロープ抜きに、冬山にこういう人が溢れるの
は仕方ないことなのではなく、おかしい現実なのだ。着実・確実にス
テップアップしようと思いそれを実践せずして、ハイキング以上のこ
とをやるのは自殺行為だ。

そんな思いを込めて塾生さんに送るDVDに手紙を添えた。そうした
らNHK名古屋のディレクターTさんから「金とく」のDVDが届いた。
わざわざ丁寧な礼状が添えてあった。プラスマイナス=プラス気分。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:35│Comments(0)
 
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