ラテルネ瀧根の登山塾

高山も桜が咲き始めている。高山祭りが１４・１５だったから、ちょっと
早かったんだろうか？それとも中橋辺りは日当たりが良いから丁度
良かったのだろうか。

一台数億円とも言われる屋台だが、小学生の頃親父と見に行った時
の記憶しかない。それも姉の亭主の観光案内だったはず。それこそ
半世紀前の話だ。

それ程高山祭りというのは、僕にとって裕福な商人の祭り、観光客の
ための庶民とかけ離れた祭りというイメージしかない。

なぜ高山祭りかというと、昨日ナンシーがメールをくれて、高山祭りは
どうだったかと書いてくれていたから。ニューヨーク北部ではまだ雪が
降っているらしい。人々は春を待ち望み、花を植えているとのこと。

そんなナンシーは写真家で、ネパールでも多くの写真を撮っている。
だからメールの半分ほどは２日前のエベレストの雪崩事故について
だった。５月がハイシーズンだから、それに向けてルート工作をして
いたのだろう。シェルパだけが被害にあった。エベレストＢＣには毎
年１０００人以上の登山者村ができ、酒場まで開設される。そこでは
下部セラック帯のルート工作だけで稼いでいる人たちもいる。ナンシ
ーの手紙には、手厚く補償されることを望むとあった。

それにしてもやっぱり桜はいい。高山では少し早いが、名古屋では
常に子供たちの入学式とともにあった。なぜかそれだけパウチして
ある息子と娘の写真を見た。自然と口元が緩む。

そんな娘の長女も先日入園式だった。緊張でこわばる孫と優しく見守
る娘は、やっぱり桜とともにあった。