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2014年05月05日

天狗尾根完登

昨日の赤岳・天狗尾根はラテルネクラブの山行だった。このクラブ
は、ある程度バリエーションルートに行く力はあるが仲間がいない。
あるいは経験を積みたいといった人たちのためのクラブだ。

天狗尾根を完登したが、赤岳山頂に立つのは時間的に諦めた。ツル
ネ東尾根に向かって下降。
天狗尾根完登

そして登り返して見た天狗尾根
天狗尾根完登


富士山を含めて展望は素晴らしかったが、残念ながら文三郎道で事
故があったようで、県警ヘリが繰り返し捜索しているようだった。(後
に下山中の滑落死だったと判明)

ツルネ東稜のトレースはほぼ無かった。気をつけて下降していたが、
2200m付近でルートを外したようだ。先行するメンバーの跡につい
ていたのだが、左に尾根が見える。「あ、やったな」

地形図を出して確認させるが、よくわからない様子。ま、いいか。正
規のルートにはいつでも戻れる。そのまま下りる実践をしてみよう、
そして途中から沢を下ることにした。雪は安定している。

滝の部分的な崩落や雪渓の崩壊、落石など、いろんな危険が予測
される。そこをクレバス、シュルンドの予測をしながらどう安全に突
破していくのか。まさにアルパインの総合力の醍醐味だ。常に尾根
へのエスケープルートを確認しながらの下降となった。その中でへ
っぴり腰の克服を追求するなど、意味は大きかった。

ツルネ東稜の取り付きを左に見ながら出合い小屋に着いたのは19
時。ヘッドライトを点けて急いで駐車場に向かった。渡渉を繰り返し、
21時着。ケガもなく実践的な16時間行動を終え、充実した山行とな
った。途中蕎麦を食べ、高山には0時過ぎ着。




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Posted by ラテルネ瀧根 at 08:40│Comments(0)
 
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