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2014年05月23日

足の運び

呼吸とともに大きいのが足の運び。登りで最大の力を使う時と言った
ら体重移動をしてから立ちきるまで。その時、立ちきるために筋肉は
縮みながら力を発揮している。平地を歩くのが楽なのは、筋肉が体
重を支える程度の運動で済むからだ。(その程度とはいえ、骨折し入
院した時などあっという間に筋肉がやせ細る訳で、重力に逆らって立
つというのは大きなものだ)

登山はそんな筋肉の運動の連続で成り立つもの。誰もが2本の足を
使って歩いているわけだが、その2本ともフル稼働ではたまらない。
考えてみるまでもなく、縮みながら力を発揮するのは一歩ずつ歩く限
りにおいて片足だけ。じゃあ、もう一本の足はせいぜい休ませてやろ
う。これが、登りがきつくなってきた時の省エネ歩行技術に繋がる。

片足が仕事をし終わる時、前に置かれた片足は体重移動が始まるま
で脱力してあげよう。その僅かな休憩が長持ちの秘訣だ。それだけで
はない。片足に体重を載せている状態というのは安定が勝ち取られ
ている状態でもある。一歩一歩、登山の重要な要素である「安定」を
創りながら歩いているということになる。更にきつい時は、呼吸のワン
テンポ分、脱力状態のままにしてやるといい。

更に段差が大きかったりすると、筋肉の縮みながら発揮する力がより
大きく求められる。これをどれだけ少なくするかというのが省エネ歩行
の大きなポイントだ。無理をせず、段差を小さくしよう。

段差といえば、ラッセル時の歩幅にも大きなものがある。リーダーは
メンバーの歩幅も考えて無理のないようにしないと、これまた新人を
潰してしまうことになる。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:52│Comments(0)
 
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