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2014年05月25日

転・滑落の隠れた要因

中高老年の登山に転・滑落が多いのは、筋細胞が壊れて膝の踏ん
張りが効かなくなることに大きな要因があると書いた。それは間違い
ないのだが、ちょっと隠れた要因を考えてみよう。

栄養学的に、炭水化物を摂らないと行動体力が低下するのは誰もが
知っている。しかし人間良くしたもので、炭水化物の損失を防ぐため
に脂肪も動員される。脂肪の燃焼によるエネルギーは炭水化物より
大きい。どうでもいいことだが、これが登山=エアロビクス、それによ
るダイエット効果に繋がる訳だ。

簡略な計算式では体重×6×行動時間が登山の消費カロリーと言わ
れる(※ザックが軽い場合)

これによると体重60キロの人が7時間の登山をすると2500カロリ
ーを消費する。フルマラソンと比較したらどうなるだろうか。マラソン
の消費カロリーは簡略な計算だが体重×走行距離で出る。この場合
60×42キロ=2500カロリー。何と7時間の登山と同じことになる。

ちなみに先日、バリエーションルートで12時間行動をした。ザックが
重い場合の計算は6ではなく9を掛けるから60×9×12=6500カロ
リーほどになる。

比較するといかに登山の消費カロリーが大きいかが分かる。

話がそれたが、そもそも手足に命令を出すのは大脳。大脳は残念な
がら炭水化物によってしか動かないと言われている。(炭水化物の
枯渇を繰り返すような人には脂肪をも動員するようになるらしい)

普通の登山者は炭水化物を摂らないといけない訳だ。中高老年登山
者、特に初心者はこまめに炭水化物を摂ろう。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:54│Comments(0)
 
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