ラテルネ瀧根の登山塾

横尾尾根の本谷側を通りながら思い出したが、先回の捜索では広島
の方言をいろいろ教えてもらった。面白かったのは因幡の白兎の話。
兎が隠岐島から因幡に渡ろうとしてワニを騙し、並ばせておいてその
背中を飛び渡っていったのは歌にもなっている。

そこまでは賢かった兎、渡りきる寸前に「お前たちは騙されたのさ」と
言ったものだからワニに毛をむしられてしまった・・・。そのワニとは実
はサメのこと？実際広島の方ではワニをサメという方言があるらしい。
三次市のスーパーではサメの刺身をワニと表示してあるという。サメ
の刺身は新鮮でないとアンモニア臭がするらしい。だから逆に言えば
新鮮なものしか刺身では売れないことになる。見た目はサーモンかな、
といった感じ。向こうへ行ったら是非食べてみたいものだ。

食べてみたいと言えばお好み焼き。向こうのはクレープのように薄い
生地を作って中に入れるのはうどんだとか。（焼きそばの人もいるらし
い）これも本場もんを食べてみたいもの。後は牡蠣。これについては
言わずもがな。

そうそう方言の話だった。横断歩道を歩いているおじいさんに娘が
「早うしね」と言ったら「死ね」をイメージしてちょっとビックリだが、早く
来なさいの意らしい。「ワニ」と「しね」の次は可愛い方言。「も～んし
て」と言われてその意味が分かる人はまずいないだろう。

多分、赤ちゃんに「お尻を持ち上げてね」というような時に使うらしい。
岳連の親分が仲間の女性にそう言われてちょっと持ち上げたりして
いるのが可愛く見えて仕方なかった。

ちなみに毛をむしったのはサメではなく、ワニ説もあるらしい。