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2014年06月16日

セルフレスキュー講習会 その2

昨日は、集合時刻の7時半からカンカン照り。とても暑かった。朝日
中学の校舎の日陰で軽くウオーミングアップ・・・のつもりでロープワ
ークについて復習を始めたが、結局2時間近く費やしてしまった。で
も基本なくしてレスキューもへったくれもないから仕方ない。

ロープワークの正しい結束は美しいこと。「美しいことには意味があ
る」と言ったら受けたが、これは歩行技術にも共通することだ。へっ
ぴり腰は決して美しくない、それだけを取ってみても分かるはず。

飛騨山岳会はまだ、岐阜の中ではある程度アルパインを実践する
会だ。それでもきちんとしたことをやろうとすると時間が掛かる。どこ
かでアルパインの実践がない人たちを集めた講習で、もっとど派手
な実技講習をやったと聞いた。参加者に何がどう伝わったのだろう
と思ってしまう。

アルパインの大事なことは自分を守れるかどうか。自分を守れない
人に他人を守ることはできない。だからアルパインを実践することは
まさに登山の総合力を高めることだと思う。逆に言えばその実践が
無ければ総合力を高めることはできない、と言っても過言ではない
だろう。総合力を高め、セルフレスキュー能力を高めたいものだ。

基本的な懸垂下降から始めた。これには支点の構築、流動分散シ
ステム、下降の姿勢など大事なエキスが凝縮されている。これらを
疎かにしていると、死亡事故に繋がる。実際、懸垂中の死亡事故が
一番多いと言われていて、このGWでも九州で下降中の女性が亡く
なっている。ハンガーボルトが普及し、懸垂の指導が疎かになった
結果なのだろうか。いい加減な懸垂を見ることが多くなった。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:18│Comments(0)
 
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