ラテルネ瀧根の登山塾

昨日は朝８時過ぎからマイマイ蛾の毛虫除去に駆り出された。

家の７０ｍ程南西から西にかけては急傾斜地による危険地域に指定
されているが、そこに毛虫が大量にいるという。毛虫を殺すより産卵
されたのを除去した方がいいに決まっているが、それは秋。今の毛虫
が産み付けるのだから、その除去も必要なことだろう。

長袖、長ズボンに長靴で出掛けた。その内足場のない急傾斜地だけ
が残って何らかの安全策が必要となった。家のクライミング用ハーネ
ス、そしてロープを持ち出したが、僕以外誰もやろうとはしない。仕方
ないので１人でその部分をやることになった。伐採用なら楽だが、クラ
イミング用では長時間はきつい。汗を５リットル流したような気持ちで
ようやくきれいに刈払いできた。

下は駐車場になっていて、女性陣が洗剤を薄めた液体を入れたバケ
ツに毛虫を放り入れていく。結局１０００匹程は駆除しただろうか。

３時間の作業だったが思いのほかくたびれて家に帰り、ビールを流し
込んだ。昼食後昼寝をし、３時半に市役所に出掛けた。５月に亡くな
ったＹ宅へ山道具を引取りに行く約束だった。

丁度３５日に当たるという。線香を上げさせてもらい、会長のワゴン車
に遺品を詰め込んだ。市役所に戻り、遺品をリストアップ。装備担当
が家にはあまり持ち込めないということなので、一部を預かった。

家に戻ったら６時近く。「あれから事故現場を３回通ったよ。３日前は
富山の帰りにお前ん家の近くを通ったよ。知っとるやろ？一緒に飲み
たいよ」なんて１人呟きながら、遺品を前に飲み始めた。Ｙがニコニコ
と「スンマセン」なんて言ってる気がした。