ラテルネ瀧根の登山塾

「金とく」ネイチャープロジェクト２０１４、天空の岩山をゆく～穂高連峰
大縦走～の撮影は、そんな風にして終わった。そんな結末を、誰が
予想できただろう。本当に異常気象の夏だった。

今頃名古屋では、ディレクターのＭさんたちが番組にするのかどうな
のか、頭を悩ましているのだろう。できれば、荻原さんを含めての仕
切り直し、再挑戦する方針を打ち出して欲しい。

荻原次晴さんも小林千穂さんも、やっぱりスター性を持った人たち
だった。どうしたらあのような魅力が染み出てくるのだろうか。まぶし
い限りだ。天はニ物も三物も与えるものだ。

沈殿中講習を受けてくれたのは現役大学生がDr.トビィことＴ君、それ
以外は静大と島根大OBのＮ君とＳ君。基本を大事にするだけでどん
なことに発展するのかを軸に展開したが、この先、課題を持って山に
向かって欲しいものだ。

ガイドのＳさんはスキー学校の校長を務める人。５０代だが、さすがの
貫禄だった。もう１人のＭさんもなかなかの「危ない」おじさんで、巨大
な「敵」を相手に夢を持って進んでいる。彼とは「南岳どら焼き連盟」の
契を交わした。何のことはない、千穂さんの作ったどら焼きを食べさせ
てもらっただけ（それも収録されたが）。小林さんもその連盟のマスコ
ットガールに祭り上げられ、何だか僕が会長らしい。以前黒部五郎に
いた時の「奥黒部プリン体同盟」を思い出した。

良い出会いがあり、辛抱があり、笑いがあった。「一生懸命」の中に
は必ずそんないいことがある。荻原さんのガイドこそ完結できなかっ
たが、素晴らしい時間をいただいた。皆さんありがとう。