ラテルネ瀧根の登山塾

北鎌尾根は都岳連・雪山教室のＩさん、Ｓさんが一緒だった。２人とも
最後まで感動の世界だったようで、「大満足」とのメールを頂いた。

ブログにも書いたが、どこかで焚き火がうまく起こせなかったとかで、
北鎌沢出合では火を見つめながら一杯やるのをとても喜んでくれた
し、尾根上は「すごいなぁ」の連発だった。

「楽しく、安全に、感動の世界へ」というモットーは、ただ楽しければ良
いというのとは違う。感動するために必要なものを学ぶという意味も
内包されている。だから耳の痛いことも言った。「トレーニングの必要
性」や「逃げる姿勢の克服」。階段を登ろうとする２人を後押しするた
めには必要最小限のものだったと思う。

山と真正面から向き合うことは、自分の「弱点」と向き合うことでもあ
る。だからこそ山は人を変えてくれる。

今週どうかと思っていた東鎌尾根から槍、そして西鎌尾根から双六の
計画は来週に延期することになった。どうせならヒュッテ大槍に泊まり
たいのだが、スケジュール上、肩の小屋にせざるを得ない。まあ混む
とは言っても平日のことだから、多分１人１枚の布団で寝られるだろう。
もう少し天気の様子を見ながら、バスや前泊するホテルの手配をして
あげようと思う。

それからこの飛び石連休で行けたらいいなと思っていた剣・北方稜線
も延期となり、来月９日からとなった。これならダブルブッキングの心
配はない。１０月４‐５に頼まれているＫとの前穂北尾根、これまた何
年ぶりかに飲めるのが楽しみだ。充実した夏に続いて充実した秋に
なりそうな予感。下旬には御嶽の取材も待っている。