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2014年11月04日

救助講習会

一昨日の続きになるが、千種アルパインの救助講習会の資料。

見てみたら、なかなかしっかりしている。技術担当の作った資料もア
ンカー構築に始まりロープに関する学習資料、そして実際の技術へ
と展開している。更に遭難捜索体制のマニュアルを再確認する資料
もあって、なかなか充実したものになっている。僕の作ったものも結
構入っているが、間違っていなければそれはそれでいいことだ。

過去、どれだけ資料を作ってきたか分からない。毎回、表現も含めて
手直しをしてきた。そんな苦労が、今や若い会員がもっと素晴らしい
ものとして作ってくれているのが嬉しかった。この会は大丈夫。若い
人にうまくバトンタッチできている。

ただ土曜の実技は半日ほどしかいられない。他に用事があるのに加
え、長野のシンポジウムに行かなきゃいけないからだ。これはこれで
日本の遭難救助の将来に関わる重要なものだ。

僕が一番強く思っているのは、天気の悪い時のレスキュー。ヘリによ
る救助が県警によって独占されているようなら、それはそれで改善し
なきゃいけない。それとは別に、人力で救助する場合の対応だ。県警
はプロガイドと相談した上で、例えばプロガイドに一任したら良い。

少なくともプロガイドは冬山経験が豊富だ。自分の命を守る術に長け
ている。あってはいけない事だが、もし不幸にして命を落とすことがあ
っても、それがプロだったら警察も責任は問われない。

プロに命を守る仕事を、救助する選択肢を増やして人命救助に道を
開いて欲しいということだ。それで救われる命が増えるならそれでい
い。そんな話ができたらと思う。



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Posted by ラテルネ瀧根 at 05:39│Comments(0)
 
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