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2014年11月07日

リーダー不在

その「死語」に近い「指導員」を目指す60代3人が、登りながら今後の
話でもしようかと集まったのだが、やっぱり登る気持ちも60代のもの。
寒い中、早く帰りたい気持ちも見え隠れしている。

大事な話をしていても体は明後日の方を向いていたりして、聴く力も
持ってない人もいる。勉強するための謙虚さが無くなるのも加齢のせ
いか。じゃあどれだけ実力があるかと言えば、それは推して知るべき
なのは言うまでもない。

アルパインをやってるかどうかは歩きを見れば分かる。悪いところを
経験するほどに、ハイカーとは全く違ってくるのは当然のこと。経験が
少なければ経験を積むしかないのだが、その気持ちも弱くなってくる。
それが加齢というものだ。

はやる気持ち、血湧き肉躍る思い、そんなものはいつのことか。だか
らこそ、鉄は熱いうちに打て、だ。と言っても、熱い若者が僕の周りに
はいない。かつて登攀研に結集していた若者は今何をしているのだ
ろう。そして僕は一体何をしてきたのだろう。

もし踏みとどまって登攀研に残っていたらどうだったろう、と御在所で
思った。少なくともこの内2人は、既に資格を取っているはずだ。前に
進もうという気持ちは、障害物を乗り越えようとするもの。その気持ち
が弱いから、指導委員会を作り変えるなんて動きにもならない。そん
な中、組織がそれに甘んじてしまっている。

「指導員」という資格の取得を目指す中で勉強し、実践を積む。そん
なリーダーを各会に創る展望は今日の登山界には乏しい。大きな視
点や展望、情熱を持った指導者は、岐阜にはいないのか。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:29│Comments(0)
 
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