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2014年11月18日

雪崩救助犬

常駐隊の森山さんから、去年の白馬の雪崩で3人が亡くなった時の
話を聞いた。その時巻き込まれたのは岐阜からの5人パーティ(内、
数人は僕の知り合い)と最後まで見つからなかった2人だった。だか
らより生々しく事故を思い出しながら、それを聞いていた。

実はその時、森山さんはすぐ警察に雪崩救助犬の出動を提案したの
だという。そしてそれは「無視」された。(森山さんがそう言ったのでは
なく、僕の判断です。)

確か記憶では、翌日になって岐阜からの1人が遺体で発見された。
そして1週間経って警察の搜索が打ち切られた後、遺族からの要請
で初めて救助犬が出動。雪は固く締まり、匂いも薄くなって困難を極
めたようだが、その後2人も見つかった。

諸外国のスキー場ではビーコンよりも救助犬が置いてあるスキー場
が信頼されているらしい。森山さんからは救助犬に対する理解と活
用を訴えられたが、もし雪崩発生時にそんな「命を守る選択肢」が活
用されていたらどうだっただろうか。

これが民間と警察の連携が比較的上手く行っていると言われる長野
県の実態で、他県については推して知るべしだ。県警は民間の力を
認め、より良い救助を考えるべきだろう。

よく聞く警察と防災の「成果」の奪い合いではなく、民間の力を含めて
レスキューを待つ人のために選択肢を増やすべきだと思うのは僕だ
けではないはず。

聞くところによると、今回参加要請したにも関わらず行政側と警察か
らの出席はゼロだったらしい。なぜなのだろうか。情けない話だ。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:15│Comments(0)
 
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