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2014年11月24日

山の不思議

昨日の1の壁は賑わった。11月下旬だというのにこの陽気、壁屋が
群がるのも無理はない。アイゼントレーニングの数パーティがいたの
は嬉しかったし、増井ガイドに会えたのも嬉しかった。増井さんもガイ
ド中だったのでゆっくり話すこともできなかったが、またその内積もる
話をしたいものだ。

そういえば一昨日藤内小屋で声を掛けてくれたK君。もう20年ぶりく
らいになるのだろうか、会えて良かった。春日井山岳会のバリバリで
強く逞しかった彼は東京に引っ越していたのだが、最近奥さんの実
家のあるこちらへ戻ってきたのだとか。それなりに老けてはいたが、
いい顔になっていた。彼と別れてから、参加者のMさんと「いい顔」
談義。「いい山をやってるといい顔になるんだろうね」・・・僕はどんな
顔になったんだろうか。また一杯やりたいな。

講習会は一昨日に引き続いて懸垂下降の練習と、初のセカンドでの
登攀だった。二人ともロープへの信頼感が増して最初の時と大違い。
岩の段差などでのバランスの取り方はまだ慣れてないものの、そん
なに怖がることもなく無難にこなしていた。

「時間を忘れて」取り組む「クライミング」。そんなに集中するものも、
あまり無いのではないだろうか。心臓の音だけが聞こえるような「前
に進む」だけの世界。その鼓動は山の心臓と共鳴しているのかもし
れない。山に近づいている一瞬だ。

「山に行って、いやだったとか一回も思ったことがない」というMさん
の言葉が嬉しかった。

日向小屋にご挨拶をして帰る。今度来るのはいつになるかな。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 08:08│Comments(0)
 
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