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2014年11月27日

刺激し合う関係

その講習会ではいくつかの出会いがあった。それは嬉しいものだった。
お世話になった人との出会い、懐かしい山仲間との出会い。改めて、
人は人の中で生きていると思った。そしてアイゼントレーニングをする
パーティ。彼らはどこを目指しているのだろう。彼らと同じようにワクワ
クする自分がいた。人は刺激し合う関係でもある。

人は刺激し合う関係。頑張るやつに刺激を受けるのもそうだし、競い
合ったり議論するのもそうだ。あいつに負けたくない。意見を持つ、主
張を持つ。主張には反論があり批判があるかもしれない。

朝ドラの「マッサン」で近所のおばさんたちが言っていたが、男はなか
なか意見を譲らないもの。これも獲物を仕留める、男の遺伝子の成
せる技か。逆に講習会では、「俺が・・・」のない女性は、岩場でルート
を「獲得」するのもままならなかった。

そう。競い合うようにして登る経験がないと、どうしても臆してしまう。
先回の御在所でもそうだったが、田舎の参加者ほど貪欲さがない。お
互いを労わりあい譲り合い、といった感じでせっかくトレーニングに来
たのに1日4本しか登れないといった有様だった。

女性の言い合う姿をあまり好ましく思わないが、女性だって「活躍」す
るためには、より能力を高めるために厳しい指摘やアドバイスがされ
る「場」に晒される。先生の研究授業なんかも結構厳しいらしい。

それと同じように仲間同士で切磋琢磨する関係というのは「かばい合
う」ような関係とはちょっと違う。目的のために必死になるということは
そんな厳しさを持つということでもあるのだろう。田舎にいるとこの「刺
激し合う」というところがどうしても弱くなってしまう。



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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:26│Comments(0)
 
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