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2014年11月29日

講習会の難しさ

講師は、一生懸命であればあるだけ腹が立ったりするもの。「危険だ
からやっちゃいかん」と言ったことをやったりしたら、どうしても声を荒
らげて注意もしなければいけない。

昔の話だが、60人も集めてやってると本当に話を聞いてないのがい
て、他所の班であろうと即座に怒鳴って注意もした。何しろ命に関わ
る技術の講習会だからそれは仕方ない。

分からないことを学びに来ているのにメモも持たず、なんて信じられな
いがそんな人も多い。昔は注意もしたこともあるが、今は何も言わな
い。中には明らかに失礼だろうと思えるような横柄な人もいるが、危な
くない限りは何も言わない。一生懸命さはそれぞれ違うもの、僕も随
分寛容になったものだ。

それは「いつでも必ず講習会には参加する」という人たちに共通する
「あるもの」を見つけた時からだ。それは、その技術を必要とする山に
行かないことだった。実践のない知識や技術は本物にはならない。し
かし人間は悲しいもので、それでも自分を少しでも変えたくて、勉強し
ようとする存在だということ。

メール全盛の時代。言葉の深さではなく表面だけが走っていく。講習
会ではそんなこともわきまえて話さなければいけないし余分なことに
は触れないようにしなければいけない。変なことが一人歩きして事故
に繋がってはいけないからだ。事実他所の講習会ではやったことを
間違えて復習し、死亡事故が起きたこともある。

そんな難しさというのはブログ記事を書くのにも似ている。どれだけ
の人がどれだけ勘違いしているか、それは分からない。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:32│Comments(0)
 
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