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2014年12月24日

消えた子どもたち

愛知県の小中学校は昨日終業式だったそうだ。高山は26日。そんな
情報が理解できるようになった頃、早く休める都会が羨ましかったの
を思い出した。遊びたくてたまらなかったのだろう。

小さい頃、貧しいながらもそれが辛いなんて思ったことがなかった。ひ
もじい思いもなく、ただ遊びたいだけだった。おふくろはいつも「私はさ
っき食べたからもういいの」と言っていた。それがそうでなかったのは、
大人になってから姉に聞いて知った。

一昨日のNHKの「消えた子どもたち」。9年前に保護された女性の話
から始まった。彼女は18年間母親に軟禁され、小中学校を一日も行
かなかった。曰く「助けて欲しいと思っていたけど助けてくれる人はい
ない、死ぬか逃げるか」そして彼女は逃げ出し、保護された。何と18
歳で120センチだったという。

保護された今でも広いところで寝るのは苦手だと言って、押入れで寝
ている彼女。ネットで「お母さん」とか「母親」とかの文字を見るだけで
苦しくなるのだという。

NHKが1377の施設にアンケートを取ったところ60パーセントほどか
ら返答が来て、保護されただけでこの10年に1039人「消えた子ども
たち」がいるらしい。保護された子だけで、だ。

番組では大人の無関心が子どもを消していく、と言っていた。学校へ
行かないのも家庭の事情で深入りできない、といったそれだ。

原因は虐待、経済的な理由、親の障害といったものがメインだという。
それそのものへの対応が大きな課題だが、助けて欲しい子どもたち
がいるのに、手を差し伸べられない無関心は辛い。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:28│Comments(0)
 
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