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2014年12月25日

今日はクリスマス

一昨日兄貴と話していて「親の責任」の話になった。曰く30年前の父
兄懇談会で、あるお母さんが「先生うちの子をもっと躾てやって下さい」
と言ったそうだ。その場で「躾は親がするものだ」とたしなめたそうだが、
その親に育てられた子どもたちが今の親になっていると。「親こそ躾ら
れなきゃいかん」と。

どんな親でも一生懸命子どもを育てているはず。でもスポーツ選手で
もそうだが、育てる側の限界が選手に出るのは当然。親の限界は子
どもに現れる。頑張っている親に偉そうなことは言いたくないが、親こ
そ勉強し、自分を省みていかなければいかんものだと思う。

子どもを育てながら親が育つのは昔から言われてきた。自分を振り返
ると、間違いなく赤面するような親だった。それでも少しずつ育ってきた
のだと思っている。

ところで子どもの貧困が6人に1人だという。その直接的な原因は親。
シングルマザーであったり、非正規雇用であるはず。

貧しければ余裕がなく、学ぶといった気持ちの余裕も生まれない。マ
イナスのスパイラルだ。現在、たった1パーセントの富裕層が何と50
パーセントの富を独占していると言われている。格差社会を生み出す
決定的なものだ。「富の分配」は破綻している。それがベストセラーと
なっているトマ・ピケティ著「21世紀の資本」にあるらしい。それによれ
ば、ワイングラスを積み上げてワインを注げば・・・というアベノミクスは
幻想だということになる。

今日はクリスマス。幻想だと思っていても、全ての子どもたちの枕元
にプレゼントが置いてあるような世界になって欲しい。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:37│Comments(0)
 
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