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2015年01月08日

また山へ

以前滝谷ドームで転落して高山日赤に運ばれたYガイドの時、てっき
り信大病院に運ばれたと思い込んでお見舞いを失礼した経験がある。

今回奥穂高で遭難・救助されたKさん達が高山日赤に入院されたと
いうのは四国からのメールで知っていた。だから昨日はお見舞いに
出かけたのだが、一足遅かったようだ。

そのKさんとは15年くらい前に名古屋でお会いしたことがある。と言
うより多分、僕が仲人役をやったM君夫妻が実家のある四国へ帰っ
てT山岳会に入った関係で、Kさんと言うよりはM君とその合宿の途
中で会ったのだと思う。山へ行く前か後だったか、22号線沿いの水
車小屋の反対側で会ったのを覚えている。向こうはワゴン車で5人く
らい乗っていたはずだ。貫禄あるKさんだった。

会のメンバーを連れて合宿に行き、メンバーが滑落したために全て
の予定が狂い、自らその救出の中で凍傷になってしまったリーダー
のKさん。どの程度の凍傷か分からないが、何とか切断しなくて済
むように、またケガをされたYさんも早く治られるよう祈るばかりだ。

Kさんにはお気の毒だったが、リーダーとしてはメンバーの命を失う
ことにならなくて、何よりホッとされたことと思う。ガイドで行くのと違
うから、メンバー全ての面倒を見に行く訳ではない。それだけにメン
バーが滑落してから救出するまでの間、そして何とか歩けるように
なるまでの時間というのは胸が張り裂けんばかりだっただろう。それ
だけリーダーというのは重責なものだ。

命があって良かった。これから山岳会でいろいろ反省やら総括をす
ることになるわけだが、またいつの日か山に戻ってきて欲しい。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:20│Comments(0)
 
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