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2015年01月29日

びっくり

八ヶ岳に行ったとき、舟山十字路でスタックしていたパジェロミニを
引っ張り出してあげたことは以前書いた。その相手から昨日お菓子
が届いた。差出人は、何と随分前に文科省登山研修所で講師研修
会でご一緒したOさんだった。

全くそんなこと考えてもいなくて、ビックリ。なぜ分からなかったんだ
ろうといくら考えても思いつかない。その時名前を、とメモ帳を渡され
て「ラテルネ瀧根の登山塾」とだけ書いたのだが、東京へ帰って検
索してくれたのだろう。お菓子に同封されていた手紙には同じように
「瀧根さんとは思いつかず大変失礼しました」とあった。

人は変わる。彼女にしてみれば間違いなく老いた瀧根が分からなか
ったのだろうし、僕も彼女の面影すら見て取ることができなかった。

早速御礼のハガキを書いて投函。最後に「また山でお会いできれば
いいですね」と記した。

昨日、過去に縛られたまま生きている人の寂しさを少し書いたが、
「なかなか変われない人間」がますます孤独への道を選んでしまう
現実を思うとともに、見た目だけはどんどん変わっていくという、相
反する現実を突きつけられた思いがした。

人は頼りにされたい、甘えられたい、何かのお役に立ちたい存在で
あるはず。だから、人に甘えられるエネルギーを失ったらきっと孤立
していく。なのに、その道を選ぶ人の何と多いことだろう。

失礼ながら、八ヶ岳ではそのOさんに偉そうにこう言った。「山屋は
皆仲間。素直に甘えなきゃダメだよ」吉野弘さんではないが、正論
は相手を傷つけやすく、老いた仲間にはストレートに言えない。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:15│Comments(0)
 
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