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2015年01月31日

食が細いと

湿った雪が降り続き、何回か除雪。これが冷えて凍り、また雪が積も
ると倒木の心配が出てくる。そんなことを思いながら、向かいにある
丘の針葉樹を見上げた。去年、枝が折れて家の玄関まで落ちてきた
が、その折れた部分は生々しく白いままだ。

その周りの木は弱々しく細い。手入れしてないから、細い幹の木がた
くさん見えている。根もきっと浅いのだろう。根が浅い木はすぐ倒れる。
去年百数十本の倒木があった乗鞍青少年交流の家への道、細い割
に樹齢が高いのを見て所長さんが驚かれていたのを思い出した。人
間も全く同じで食べられないと弱い。

家でスポーツジャーナルにあった日体協公認スポーツ栄養士、まつ
もと・めぐみさんの「食育ガイド」を見たのも相まって、登山をする女性
の食事を思わざるを得なかった。普段の食事の習慣が出るのだろう
が、たくましく食べる女性をしばらく見ていない。

特に主食からの炭水化物が少ないからスタミナ不足は当たり前。こ
の前も広島の研修会でお話したのだが、転滑落の原因は筋疲労に
よるだけでなく、脳の栄養源としての糖質の不足による判断力の低
下も関係している。若くてもそれは同じだ。

そうした状態に暴露され続けていると、脳は糖質以外のものを燃焼
することができるようになる。分かりやすく言えばしょっちゅう飢餓状
態になる登山をしていれば、脳は脂肪をエネルギー源とすることが
できるようになるということだ。普通の状態でいくら山に行っても、そ
うはならない。食の細い女性は男性よりも行動食に気をつけないと、
バテやすいだけでなく事故にも遭いやすくなる。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:53│Comments(0)
 
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