ラテルネ瀧根の登山塾

八ヶ岳・赤岳実践登山講座、参加者のＨさんと無事下山し
「もみの湯」に入って帰って来た。山では何事も無かったが、
伊那で（毎度の）道迷い。平地でＨさんのスマホに助けられた。

「もみの湯」の泉質は分からないが、Ｈさんえらく気に入ったご様子。
いつも“八ヶ岳ならあそこ”ってな感じで入ってるだけなので
その感動ぶりには驚いた。「そんなに良かったかな～？」

そういえば今日の赤岳登山でも、阿弥陀が見えれば「うわーっ」
富士山が見えれば「うわーっ」だから感動屋さんなのかな？

しかし今日の阿弥陀は、確かに迫力を持って迫ってきた。
山は常に表情を変え、我々を楽しませてくれる。
それに感動するって心揺さぶられる素晴らしいことだ。

実践講座はガイド登山とは少々違う。
ただ登るだけでなく、ワンポイントのアドバイスを大事にしている。

Ｈさんは飲み込みが早くて運動神経が良いから
ロープを繋いでいるとはいえ、下りでもほとんど心配いらなかった。
度胸がいいと言うのかへっぴり腰にならないのだ。
これでは山岳会のメンバーが恥ずかしくなってしまう。

呼吸はどうなっているか、歩幅はどうか、ピッケルの向きや
持ち手はどうか、足の置き方はどうか・・・
うっかりしている時があるとはいえ、一生懸命考えて歩いている。

きっと素直な、「聞く力」があるのだろう。
場数を踏み、雪を見る力が付けば歩行技術は素晴らしいものになる。
是非安全に、冬山を楽しめるようになって欲しい。お疲れさまでした。