ラテルネ瀧根の登山塾

少し前、野菜から食べるという風潮が「何か変」だと書いたが
「大丈夫です」がやたら使われるのにも首をかしげてしまう。

山で身体を気遣ってあげた時や怪我をした時にそう答えてほしい
とは思うが、全然心配していないのにそう言われてもなぁ～。

やせ我慢と感謝の気持ちが入っていない「大丈夫」はとても軽い。
だからこちらも対応が軽くなってしまうのは、致し方ない。

言葉の意味がどんどん軽くなっている。だから全てメールで
何でも済ましてしまう風潮が生まれているのかもしれない。

想いはメールでは伝わらないが、形だけ丁寧なものがはびこる。
メーリングリストで仲間に対して「〇〇様」なんてのも如何なものか。
伝達すべきことが形に縛られるのは、仕事だけでいいだろう。

「変」ついでに２０１１年の女性の結婚平均年齢は２８歳だという。
結婚が遅くなるのはその人の人生設計でもあるから自由だが
卵子の老化で不妊治療が必要になったり、高齢出産なんかにも
繋がり易い。やっぱり「適齢期」というものがあるのだろうと思う。

不妊治療が、とても多いらしい。どうしても子供が欲しければ
それに頼るしかないのだろうが、出生前診断を含めて
人間はどこまで神の領域に踏み込むことが許されるのだろうか。

どこかの国が、パートも正規社員も同一労働・同一賃金にしたら
出生率がどんどん向上したと紹介されていた。

高山の平均賃金は全国より数万円低いというが、そもそも
非正規雇用がこれだけ増え、所得が少なくて結婚できなかったり
子供を育てやすい環境ではないこの社会が変なのだろう。

〈マイナスイオンあふれる根尾の滝〉