ラテルネ瀧根の登山塾

少し前、海部市蟹江町の子どもたちが取材されていた。
あそびっくすジュニアクラブ、というボーリングクラブ。
「遊び塾」のような名前が何ともｇｏｏｄ！

２人の小学生がそれぞれ投球していたが、フォームがきれい！
その後で８９歳のおばあさんも投げていたが、これまた
背筋がピンとしてなかなかのものだった。さすがに「ジュニア」
じゃないだろうが、やっぱり美しいことは意味がある。

最近その言葉を使ったのはセルフレスキュー講習会。
ロープの結び方、きれいじゃないものは何かおかしい。
結ぶことで低下する強度がキンク（ねじれ）で更に低下する。

歩行技術も姿勢でずいぶん違ってくる。へっぴり腰や懸垂下降も
全て姿勢だ。理に叶った姿勢は美しい。
美しいものは理に叶っているわけだ。

その姿勢を意識できるかどうかが、なかなかできないようだ。
山で足の骨折をした人が、完治してからも歩き方が変なまま。
見たら悪かった方の足をかばう癖がついてしまっている。
ショーウインドウに映る自分を少しは見ろとアドバイスした。

放置していれば可動域も少ないまま固まってしまう。
かばう側の足に負荷がかかって、故障の原因にもなる。
もっと「自意識」を持つことがとても大事なことだ。

他人にどのように見えているか、と言うよりは自分を見つめ、
矯正するための「自意識」。胸を張り背筋をピンと歩けば、
人生に対する姿勢まで違ってくるものだと思う。

〈膝を伸ばして歩くように〉